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覚悟決めた米日、迷走する韓国(下)

Japan In-depth / 2017年9月23日 22時51分

 

▲写真 ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官 出典:flickr : World Economic Forum

日韓の核保有は核不拡散体制に逆行するものなので、とてつもない副作用をもたらすだろうが、安保上の効用もまた絶大だ。北朝鮮に対してだけでなく中国を動かす強力な力となる。

もしも日韓が核保有に進めば中国は飛び上がって北朝鮮の核を抑えにかかるだろう。コンドリーザ・ライス元米国務長官は回顧録で「日本でそのような声(核武装)が出るのは意味がある。北朝鮮が核開発をするように放置すれば、深刻なことが起きるということを中国も骨身に染みるほど悟るだろう」と書いた(中央日報日本語版2017・9・12)。

▲写真 トランプ大統領とコンドリーザ・ライス元国務長官 2017年3月31日 flickr : President Trump's First 100 Days: 59

日韓の核保有が核不拡散体制に不都合というなら、北朝鮮の核ミサイル放棄までの限定的オプションとし国際社会に承認を得る方法もある。日韓の核と北朝鮮の核の交換に限定して承認を受けるという方法だ。毒には毒で制する荒療治だが、日韓の時限付き核保有で北朝鮮の核放棄をもたらすことができれば核不拡散体制も維持できる。

現実的には多くのハードルがあると思われるが、同盟関係にある米国さえ認めれば可能なことだ。後は国民による承認だが、血一滴流さず北朝鮮を抑え込む方法はこれ以外にないと説得すれば可能性はあるだろう。

(この記事は、「覚悟決めた米日、迷走する韓国(上)」の続きです。全2回)

トップ画像:国連総会で演説する安倍首相 2017年9月20日 出典/首相官邸

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