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ワイドショーがテレビを殺す 【2018:メディア】

Japan In-depth / 2018年1月4日 18時0分

そもそもW不倫したと報じられた女性議員も先の総選挙で当選している。視聴者、というか有権者はさほど不倫を気にしていないのかもしれない。不倫報道に時間を割くより、もっと報じることあるんじゃないの、と思っている視聴者は実はかなりいて、それに全く気づいていないのがテレビ、ということだろう。

 

・テレビのこれから

そんなテレビだが、まだまだ総広告費(2016年:約6兆円)の約3割(同:約2兆円)を占める。(注:地上波+衛星メディア関連の合計)新規参入がない免許制だから競争がない。したがってそのパイを分け合っているだけなので危機感がない。ひたひたとインターネット広告がその存在感を増しているのだが、大方のテレビマンにはその足音は聞こえていないようだ。

図)媒体別広告費の構成比 2016年
出典)電通

 

一部のテレビ局はインターネット放送局を立ち上げて金をつぎ込んでいるが、ほぼほぼ地上波テレビと同じようなことをやっている。それでは視聴者はついてこない。視聴者は今やホンモノを欲している。ネットにもどこにもない深い洞察や分析などだ。

拙稿、『ウェブメディア猛攻 新聞の漂流止まず【2018:メディア】』でも書いたが、折角持っているアーカイブや人材という資産を全く活かせていない。このままではウェブメディアに勝つことは難しい。テレビが週刊誌やネット情報の後追いを続ける限り、早晩ワイドショーも視聴者に愛想をつかされるであろうし、広告費でもインターネットに追い越されるであろう。驕れる平家はなんとやら、なのである。

 

 

トップ画像:東京・渋谷

©Japan In-depth編集部

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