全拉致被害者帰国に全力尽くせ
Japan In-depth / 2018年4月25日 16時31分
Japan In-depth編集部 小寺直子
【まとめ】
・全拉致被害者救出を求める国民大集会が開催された。
・安倍首相は「南北、米朝首脳会談の際、拉致問題が前進するよう司令塔となり取り組む」と述べた。
・全拉致被害者の即時一括帰国を求める姿勢を貫くことが重要。
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4月22日、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(以下救う会)」と「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(以下家族会)」らの主催による『政府に今年中の全被害者救出を求める 国民大集会』が都内で行われた。安倍晋三内閣総理大臣をはじめ、国会議員、地方議員、家族会の代表者らが登壇し、会場には1000名を上回る聴衆が詰めかけた。
先の日米首脳会談後、トランプ大統領は「米朝首脳会談で拉致問題を提起する、拉致被害者を日本に連れ戻せるよう、できることはすべてやる」と語ったばかり。史上初となる米朝首脳会談でアメリカ大統領が拉致問題について取り上げると明言したのは大きな前進だ。
写真)会場の様子
©Japan In-depth編集部
まず、家族会代表の飯塚繁雄氏が現在の状況について、「今、拉致問題がようやくクローズアップされている。この問題が解決しなければ、核問題等は解決しない。会談が始められるからよし、ではない。被害者がいつ帰れるかに焦点を当ててほしい。北朝鮮はずっと嘘をつきっぱなし。どうなるかわからない。安倍首相の力量を注視しながら頑張ってきたが、今が一番盛り上がるチャンス。あまりに長い間、我慢だったがようやく少し光が見えてきた。」と述べた。
家族会代表 飯塚繁雄氏
©Japan In-depth編集部
続いて、衆議院議員拉致議連会長の古屋圭司氏が「安倍首相は同盟国以上にトランプ大統領と信頼関係を築いている。2人きりで一時間以上会談した。今こそ千載一遇のチャンス。対話のための対話ではない。分析をしっかりし、制裁も緩めない。
ゴールデンウィークに超党派で訪米する。日米首脳会談のフォローアップをするために関係者と具体的な会談をするために最大限の努力をする。」と意気込みを語った。
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