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仏、「貧困の連鎖」断ち切れるか

Japan In-depth / 2018年9月22日 19時1分

そんな中、フランスでは、学校の勉強についていけない若者が16歳までの義務教育後は学校にも行かず、仕事にも就かず、毎年6万人も社会から疎遠になっている状況となっています。そこで今回、学校では朝食を無料配布し、勉強に集中する体力を整え、18歳までに学校枠外を含めた教育を受けることを義務を掲げることなどの対策を設け、就職できる可能性を広げることを目指すことに。すでにマクロン政権では、失業者に教育を行うプログラムを進行させていますが、そのターゲットを社会にでる前の若者に広げることで貧困の連鎖をなんとか断ち切りたいとしています。


社会層による格差という強固な壁が高くそびえ立っているフランス。「何世代も続いてきた不平等を終わりにしたい」と語るマクロン大統領。それには貧困対策によって、貧困の連鎖をどこまで食い止められるかが、今後も重要な鍵となってくることは間違いありません。


 


(注1)PISA 2015


日本 https://www.oecd.org/pisa/PISA-2015-Japan-JPN.pdf


フランス https://www.oecd.org/pisa/PISA-2015-France-FRA.pdf


トップ画像:貧困対策について発表した仏マクロン大統領(2018年9月13日) 出典 マクロン大統領Twitter


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