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ベゾス プライベート写真脅迫事件の根っこ

Japan In-depth / 2019年2月11日 20時53分

ベゾス プライベート写真脅迫事件の根っこ


大原ケイ(米国在住リテラリー・エージェント)


「アメリカ本音通信」


【まとめ】


・アマゾン・ベゾスCEOが「不倫暴露する」との大衆紙の脅迫メールを全文公開。


・大衆紙オーナーはトランプ大統領と旧知。大統領選中の醜聞もみ消しも。


・トランプ醜聞を追及するWP紙弱体化が狙い?ベゾス氏「WP手放さない」。


 


【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=44077でお読み下さい。】


 


アマゾンCEOジェフ・ベゾス氏が不倫相手の女性に送ったプライベート写真などを暴露すると大衆紙に脅迫されたメールを、自らブログで全文公開したというニュースが伝えられているが、実はこれはベゾスがオーナーである有力紙ワシントン・ポストが、ドナルド・トランプ大統領のロシア癒着や選挙法違反を追及している対立構図に根ざした代理戦争である。


 


■ 事件の発端はベゾスの女性問題


遡ること1993年、「インターネットで本を売る」という若き野心家ベゾスの夢を叶えるため、ともにシアトルへ車で大陸横断中にビジネス企画を立て、アマゾン黎明期には経理を担当したマッケンジー夫人と結婚してから25年、今年初頭にツイッターで2人は突然離婚を発表した。


だがこれに数時間遅れて「ナショナル・エンクワイヤラー」という大衆紙がベゾスの女性問題を報じており、相手女性と交わしたメッセージの一部を掲載していた。既に昨年から、ベゾスが他の女性を同行して華々しいセレブイベントに参加する様子が何度か目撃されており、どうやら意中の人はローレン・サンチェズらしいと言われていた。



▲写真 ローレン・サンチェス 出典:Lauren 2 Go


サンチェズは映画にチョイ役で出たり、フォックス局のバラエティー番組の司会をしたり、という経歴を持つが、夫はハリウッド業界随一のタレント・エージェンシー、ウィリアム・モリス・エンデバーの共同経営者であるパトリック・ホワイトセルで、昨秋から別居していると報じられており、つまりはダブル不倫だ。


 


■ 選挙法違反に問われていたゴシップ新聞とD・トランプの関係


その2人が交わしたメールや写真を手に入れたナショナル・エンクワイヤラーは、俗に「スーパーマーケット・タブロイド」と呼ばれている。定期購読もできるが、多くはスーパーのレジに並んだ時に目に入るように陳列されている、カラー刷りの小さめのスポーツ紙のようなもの、と説明するとわかりやすいだろうか。そして内容はどんな文春砲も、女性自身もかなわないほどえげつない。


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