逆境は改革のビッグチャンス 日本アイスホッケーの未来へ
Japan In-depth / 2019年2月12日 14時48分
クレインズ廃部発表に先んじて、既に昨年から、首都圏に再度プロのクラブチームを作ろうと、有志が動き始めている。「このままでは、日本のアイスホッケーの危機は続く」と、横浜を拠点としたチーム設立を目指して奔走している。慶應義塾大学体育会スケート部アイスホッケー部門のOBたちが、設立メンバーとなって、仕事を持ちながら新チーム横浜GRITSの為に奔走している。来季のアジアリーグ参入を目指す。
「GRITSには、やり抜く力という意味があります。何としても、今やり抜かねば、です。我々は、今までのプロスポーツにない“デュエルキャリア”という、選手の在り方を提案しています。選手としても一流、企業人としても一流を育てる」と、代表の臼井亮人は日本のアイスホッケーの未来を見据える。
選手が所属する企業も、今までのように1社で全員という形ではなく、各選手がそれぞれの仕事の能力にマッチした企業に属し、各選手のユニフォームの広告ロゴは、各企業のものを背負うという形を目指している。
何より選手たちが不安に思っているセカンドキャリアに関しても、この形なら同じ企業で引退後も働き続ける事が出来るというものだ。
霧降アリーナでの、リーグ戦最終戦、日光アイスバックス対日本製紙クレインズの最終戦後、超満員の観客席に数々の横断幕がファンの手で掲げられた。
「丹頂は二度羽ばたくアジアの空に甦れクレインズ」
「逆境は改革のビッグチャンス!!今こそ本気のプロリーグ運営を」。
多くの、文言が人々の心に突き刺さった。
トップ写真)日本製紙クレインズと日光アイスバックス最終戦の後に掲げられた横断幕
©神津伸子
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