「大阪W選に向け全力」日本維新の会幹事長馬場伸幸衆議院議員
Japan In-depth / 2019年3月15日 11時26分
安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)
大川聖(Japan In-depth編集部)
「編集長が聞く!」
【まとめ】
・大阪都構想実現のためダブル選で民意を問う。
・府市のトップがねじれると政治が進まない。
・大阪都構想は、東京一極集中解消と地方分権のきっかけとなる。
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大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会代表)と大阪市の吉村洋文市長(同政調会長)はともに任期途中の3月8日に辞職。4月の統一地方選にあわせ、大阪は府知事・市長が立場を入れ替えて出直しダブル選となる。4月7日に投開票。日本維新の会幹事長馬場伸幸衆議院議員に話を聞いた。
馬場氏はまず大阪都構想について「大阪維新の会の一丁目一番地の政策。今までの統治機構、行政のシステムを変えること。東京一極集中の是正、地方創生を具現化するためにまず大阪都構想からスタートする。」と述べた。
大阪都構想は、住民投票で決着を図る前に、「大都市制度(特別区設置)協議会」(通称、法定協議会)で議論される。(注1)
馬場氏は「今までは公明党と是々非々のお付き合いをしてきて、住民投票までは協力するという話があったにもかかわらず、秋で市長の任期が終わるのにその目途がたたない。公明党の協力を得るのは非常に難しいので、あと大阪維新の会が頼れるのは民意。」と述べ、大阪都構想を進めるために民意を問うためのダブル選との考えを示した。
安倍編集長は、「国政上の維新の会を存在意義を問う上でもW選は重要だという見方もあるが。」と聞いたのに対し馬場氏は「あまり関係ない」と答えたうえで「前回のダブル選の公約が大阪都構想の住民投票にチャレンジさせてくださいということだったが、任期の秋までにできないからだ」とダブル選を行うことで公約の実現を目指す考えを強調した。
安倍編集長は「公明党と合意が形成できなかったのは何故か」と聞いた。馬場氏は「 大阪都構想自体にはある時は賛成ある時は反対だったのに対し、住民投票することについてはサポートする、賛成するといっていた。ところが何故か住民投票すること自体も サポートが出来ない、協力は出来ないということになった。はっきりした理由はわからない」と答えた。さらに「大阪都構想に一番反対しているのは、自治体の仕組みが変わることによって議員バッチがなくなる可能性のある議員。その方々が中心になって無理やり巻き込んで反対するというのが実態。」と述べた。
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