世界にトビタテ高校生たち!
Japan In-depth / 2019年6月21日 13時21分
③返済不要の奨学金
渡航先エリアや期間によって定額が給付される。
給付金額例:北米に30日間留学する場合、64万円※家計基準を満たさない場合は、38万4000円。
④事前・事後研修
留学前後で、留学の効果を最大化するための研修を実施する。
プログラムに参加した「トビタテ生」が互いに刺激しあい、絆も深まる。
⑤留学生コミュニティ
同志が全国から集まり、支援企業との交流機会も設けている。
また、採用にあたり①熱意、②好奇心、③独自性の3点を重要視しており、成長が期待できるプログラムであると共に、従来の国費留学との違いである。
トビタテ!留学JAPANプロジェクトディレクターである船橋力氏によると、国費を使うと「どうしても成績や英語力を選考基準にしがちだし、学校で座学の勉強をするプログラムになりがち。留学って色々な形があっていい。」ので、上記3点を重視するために完全なる民間の寄附にこだわっているという。政府だけでなく、オールジャパンで取り組もうという姿勢のプログラムだ。
▲写真:壮行会の様子 (C)Japan In-depth編集部
・トビタテ生への想い
壮行会で船橋氏は、自らの経験を織り交ぜ高校生たちへ3つの想いを伝えた。
①”オトナを信用するな”
ここで言うオトナとは、親、教師、マスコミのことを指した。船橋氏は、「親と先生は最大限の愛情をもって色々モノを言う。謙虚な心で話を聞くのは大事。でもそれが正解だとは限らないから、自分で考えること。」と述べた。
またマスコミに関しては、「日本のメディアは海外と比べ、他国の情報が少ない。だからメディアの情報を信用するなという訳ではなく、他の情報も積極的に取り入れよう。」と、自ら海外のニュース情報を取り入れる重要性を伝えた。
▲写真:船橋力氏 (C)Japan In-depth編集部
②”ホップ、ステップ、ジャンプ”
「1カ国だけで世界をみることはできない。」と述べた船橋氏は、20代で3回は海外に行くことを勧めた。「1回目がホップ、2回目がステップ、そして3回目がジャンプ」と数を重ねることで見えてくる世界が違ってくることを説明し、「世界は劇的に変化を続けていて、それは日本にいたら分からない。定期的に行くということも大事。」と述べた。
③”飛び込め!”
船橋氏は、期待や不安、緊張を抱えるトビタテ生たちに、「留学中の心配はどうでもいい。やりたいこともやってみる。やりたくないことも、やってみる。危険なことはしてほしくないけど、それ以外のことはとにかく全部やってみて。」と伝えた。
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