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世界にトビタテ高校生たち!

Japan In-depth / 2019年6月21日 13時21分

 


・研修内容


事前研修は、一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)のシニアダイバーシティー・ファシリテーターである鈴木大樹氏を講師として進められた。留学中の安全管理についてなどの説明も織り交ぜながら、主に以下3つのことが生徒に伝えられた。



▲写真:事前研修の様子 (C)Japan In-depth編集部


 


①Comfort Zone(コンフォート・ゾーン)を出ること


私たちの周りには、コンフォート・ゾーン(Comfort Zone)、ラーニング・ゾーン(Learning Zone)、パニック・ゾーン(Panic Zone)がある。


 


コンフォート・ゾーンは、1番居心地の良い場所だが、自分が何か変わりたいときはこのゾーンを出なければならない。ラーニング・ゾーンにいると、普段とは違う環境に多少の違和感を感じるかもしれない。鈴木氏は「環境が変わってもいつもと同じ自分、行動を選んでいたら成長はできない。意識していつもと違う自分を選ぶことが大事。」と説明した。


 


②すべてを”自責”でとらえる


鈴木氏は「ヒトのせいにしていたら成長は起きない。自分の学びは自分でつくるというマインドをもつこと。」と、自分の学びと成長に自分で責任をもつように促した。


 


③「日本代表プライド」を持つ


これは、日本代表を”自分事化”するということだが、「日本代表としての留学とは何か。どんな可能性があるのか。」という鈴木氏の問いに対して


「愛国心を持ちながら、異文化を受け入れ行動すること。」


「海外で学んだものを日本に持ち帰り、海外のものと日本のものを融合させ、日本の価値をあげること。」


など、生徒から様々な答えが出た。



▲写真:事前研修 グループセッションの様子 (C)Japan In-depth編集部


 


・トビタテ生の心境


昼食時および懇親会では、トビタテ生同士が楽しそうに会話する様子がみられた。数名に留学を目前とする心境を聞いたところ、目的やプランは様々であった。


 


「テイクオフ」のテーブルには、フクロウの研究をするためロンドンへ行く生徒がいた。「フクロウの生態や習性について学びたい。そのためにも、近い将来はロンドン大学に進学したい。」と熱意を示した。


 


また、アメリカ、カリフォルニア州にインクルーシブ教育(障害のある者もない者も同じ環境で共に学ぶ)を学びに行く生徒は、「日本は障害を持っている人とそうでない人で別れている。自分も障害をもっていて、友達や先生方との関係性に悩んだことがあったので、実際に見に行きたい。すごくワクワクしている。」と目を輝かせていた。


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