パフォーマンス理論 その17 ピーキングについて
Japan In-depth / 2019年7月12日 7時0分
ピーキングのセンスは刺激を加えて自分の体がどのように変化するかを日常からよく観察することで磨かれる。速く走れば翌日どうなるか、また二日後どうなるのか。長い距離を走ればどのような疲労感を抱え、どう回復していくのか。いつ何を食べれば、回復しやすいのか。このような試行錯誤で自分の身体の反応を理解し、ピーキングが上手くなっていく。だからピーキングが下手な選手の特徴は一言で言えば同じことを繰り返す選手だ。人間は年齢とともに回復のペースが変わり、そうなるとピーキングの手法も変わるのだが、ワンパターンの選手はそれについていけなくなる。
陸上競技におけるピーキングは逆算の技術である。また自らの身体反応の法則を理解することでもある。本番でのあるべき姿から逆算し、いったい一年前にどのようなトレーニングをするべきで、一週間前にはどのような刺激を入れるべきかを、日々新しい変化がある中で上手く誘導していく技術のことだ。過去の蓄積が今の自分を形成している。それがわかれば今何をすれば未来の自分を作れるのかがわかるようになる。
トップ写真)Pixabay Photo by Barni1
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