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令和の朝日新聞大研究 5 自分が嫌いな相手はみな悪魔

Japan In-depth / 2020年3月19日 11時1分

天安門広場で自国民の民主化運動を武力で弾圧し、一般の国民を大量に殺す。しかもその非を認めず、悪いのは非武装の自国民だったと断じる。そして弾圧や殺戮の事実を否定し、一切の記録を消してしまう。さらには国内でその弾圧を提起する自国民をまたさらに弾圧する。


これが中国政府の言動である。それに対して朝日新聞は「日本も胸を張れぬ」というのだ。なぜなら「首相の面談記録を官邸が作っていない」からだという。この手続き上の一事をもって、日本政府も中国政府と同じ独裁の非民主的国家だと断じているのだ。これぞ日本政府の悪魔化である。


 


▲写真 日中首脳会談(2018年10月26日 北京)。日本政府を中国政府と同じ独裁で非民主的国家と断じるのは朝日新聞の「悪魔化」手法の一例。出典:首相官邸ホームページ


冗談ではない。日本は立派な民主主義国家である。国民には政権を批判する自由がある。政府の長の悪口雑言を述べて、その辞任を求める自由がある。政権与党に各野党が挑戦する自由がある。そもそも一般国民が選挙で政府を選ぶ自由がある。


一方、中国の共産党政権は日本では自明の人間の基本的な自由を認めていない。国民を無差別に殺しても責任を問われない。問おうとする国民を抹殺してしまう。そんな邪悪な独裁体制の露骨な症状が天安門事件だった。


だが朝日新聞は日本に総理の面談記録がないから、わが日本はこの非道な弾圧国家の中国と同じなのだという。日本は歴史と未来に責任を持てないのだという。


なにをかいわんや、である。こんな病んだ発想をして、自分の国を貶める人たちが自分と同じ日本の新聞記者だとか、ジャーナリストだと称していることを恥ずかしく思ってしまう。


(6につづく1、2、3、4)


 


**この連載は月刊雑誌WILLの2020年3月号に掲載された古森義久氏の「朝日新聞という病」という題の論文を一部、加筆、修正した記事です。


トップ写真:朝日新聞東京本社 出典:Kakidai


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