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米で武漢ウイルス研究所流出説

Japan In-depth / 2020年4月19日 19時18分

米で武漢ウイルス研究所流出説


古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)


「古森義久の内外透視」


【まとめ】


・トランプ大統領が中国主張の「ウイルス発生源は市場」を否定。


・「米専門家が2018年『研究所』の安全性に問題と報告」と米紙報道。


・「『研究所から流出』米政府確信」との報道。見解の確実性高まる。


 


アメリカのトランプ大統領が中国の武漢から広がった新型コロナウイルスの発生源について、「武漢にはコウモリはいなかった。武漢市の海鮮市場でもコウモリは売られていなかった」と明言した。


4月17日のホワイトハウスでの公式記者会見での発言だった。もちろんアメリカ政府の情報機関などの調査を踏まえての言だった。この発言は「コロナウイルスが武漢の市場のコウモリから発生した」という中国側の主張の正面からの否定だった。


この結果、さらに可能性を高めるのはこのウイルスが武漢市のウイルス研究所から流出したのだという情報である。


トランプ大統領はこの記者会見で「コロナウイルスが武漢のウイルス研究所から流出したという情報が広く流れているが、どう考えるか」という質問に対して、次のように答えたのだ。


「私たち(アメリカ政府)もいまその点を調べている。大勢の人たちが調べている。それ(流出説)は理にかなうともいえる。中国側では一定のコウモリについて(ウイルスの発生源として)語っているが、そのようなコウモリはその(武漢)地域にはいなかったのだ。市内の海鮮市場で売られてもいなかった。武漢から60数キロ離れた地域に生息しているだけだった」


 「おかしなことがいっぱいなのだ。だからそれに関するいろいろな調査も行われている。やがて事実関係を明らかにするだろう。ただしコロナウイルスがどこからきたにせよ、中国で発生したということなのだ」



▲写真 記者会見するトランプ米大統領(2020年4月16日 ホワイトハウス) 出典:The White House, facebook


トランプ大統領は以上のような発言によって「ウイルスの発生は武漢の海鮮市場でのコウモリから」という中国側の主張を完全に否定したわけだった。


ホワイトハウスの記者会見でこうした質問が出たのは、アメリカ側で「ウイルスは武漢市内にあるウイルス研究所から外部に流出したのだ」という見解が改めて強くなったためだった。


ワシントン・ポストが4月14日に「武漢市にある国立武漢ウイルス研究所(WIV 中国の公式名称は中国科学院武漢病毒研究所)にはアメリカ政府の専門官が2018年に数回、訪れ、中国側のコウモリからコロナウイルスを発生させる研究を視察して、アメリカ政府に『中国側の安全性確保に問題がある』と報告していた」と報道したのだ。


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