1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

10万円給付とマイナンバー

Japan In-depth / 2020年5月1日 7時0分


▲図 特別定額給付金申請書様式2(見本)出典:総務省


やはりここでもマイナンバーカードがあった方が便利である。そうか、ではマイナンバーカードの申請をしようか、と重い腰を上げたあなた。それも結構めんどくさい。


 


■ マイナンバーカードの申請


マイナンバーカードを手に入れるためには、交付申請をしなくてはならない。申請はスマホ、PC、まちなかの証明写真機、郵便でできる。



▲写真 マイナンバーカード交付申請ができる証明写真機 出典:DNPフォトイメージングジャパン


申請にあたり、氏名やメールアドレスはいいとして、その際に入力必要な項目がある。それが「申請書ID」(半角数字23桁)だ。個人番号(マイナンバー)とは別のもので、「通知カード」と一緒に郵送されている「個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書」(通知カードとつながっている)に記載されている。



▲画像 出典:総務省


この「通知カード・個人番号カード交付申請書」を紛失してしまった人は更に面倒だ。警察に遺失届を出し、受理番号をもらってから住んでいる市区町村で通知カード再発行の手続きをしなくてはならない。


マイナンバーカードの交付申請から市区町村が「交付通知書」を発送するまで、約1か月かかる。マイナンバーカードを受け取るにはこの交付通知書(はがき)を持って役所の窓口にいかねばならない。マイナンバーカードを取得するのは大変なのだ。


さあここまで読んで、マイナンバーカードを今から申請しようと思う人はどの位いるだろうか?そもそも今から申請しても、10万円の特別定額給付金(仮称)の申請には間に合わないから、今回はいいや、と思ったそこのあなた。マイナポイント申請に使えるから一応やった方がいいと思うがいかがだろうか?


いずれにしても、国民全体に普及するにはまだまだ時間がかかりそうなマイナンバーカード。日本人がプライバシーに対する高い意識を持っていることは決して悪い事ではない。しかし、行政が非効率のままだったり、脱税が跋扈している状態をそのままにしておいていい、と思う人はいないはずだ。今回の10万円支給で、マイナンバーの利便性を初めて知った人もいよう。国民に正しくマイナンバーのメリットを説明し、理解を求める努力をするのが政治の責任だろう。


トップ写真:イメージ 出典:flickr:Dick Thomas Johnson


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください