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仏の経済再開、第2フェーズ

Japan In-depth / 2020年5月31日 19時0分

今回、再開が許可されたのは、困難が多少あっても、工夫しだいでなんとかやっていけるだろうという施設がほとんどだ。ルーヴル美術館も含む、全国のすべて美術館も再開した。その他にも、パリの百貨店プランタンやギャラリーラファイエットも再開された。グリーンゾーンでは、劇場やスポーツジムなども再開が許された。さらに、100Kmの移動制限もなくなり、欧州連合(EU)内ならどこにでも移動可能になった。6月15日からは、EU域内からの旅行者の入国も許されることになり、人の行き来もまたぐっと増加していくだろう。夏のバカンスも近づき、現在、フランス人の多くは解放感でいっぱいだ。


そんな中だからこそ、身体的距離をとり感染の再蔓延(まんえん)も防いでいかなくてはいかない。これから数カ月はレストランを含む企業は、知恵と努力と衛生への配慮など多くのことがいつもより要求される期間となるだろう。7月10日までの非常時宣言が出されている期間は、当たり前だが通常の状態ではないのだ。


あれだけの状況だったフランスが、学校再開だの、バカンスの準備だの、はやばやと規制緩和が行われたように感じるが、このように現状はそれなりに厳しい状況となっている。BMFTVに出演したシベット・ンディアイ政府報道官によれば、夏の間はまだウィルスが存在していることを忘れないためにも、多くのことを通常に戻しながら違う段階としての規制は残す予定だと述べている。気持ちは解放感であふれていても、いくら太陽がまぶしくても、新型コロナウイルスはまだ存在しているのだ。まだまだ気を引き締めていかなくてはならず、通常通りには戻らず我慢が続く状況は、どこの国でも同じことなのである。


 


-参考記事 -


https://www.franceinter.fr/retour-des-enfants-a-l-ecole-faut-il-assouplir-le-strict-protocole-sanitaire-du-ministere


https://www.francetvinfo.fr/sante/maladie/coronavirus/reprise-des-cours-la-plupart-des-proviseurs-sont-prets-les-lyceens-rentreront-le-3juin-ou-le-surlendemain-le-4juin-assure-jean-michel-blanquer_3986313.html


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