立憲・国民合流協議、タイムリミット迫る
Japan In-depth / 2020年8月6日 12時32分
20200805 安倍宏行「編集長が聞く!」
【まとめ】
・立憲・国民合流は対等な立場での合流、国民への大義の提示が重要。
・合意交渉が難航している以上、早期のトップ会談が必要。
・経済対策と検査拡充の同時進行でコロナ感染を早期に食い止める。
野党の立憲民主党と国民民主党の合流協議が進まない。いずれ来る総選挙を控え、一体野党はどうしようというのか?
コロナ禍に喘ぐ国民は、野党の合流協議など興味はないかもしれないが、実は私たちにとって無視できない重要な意味を持っている。すなわち、安倍政権のままでいいいのかどうか、という選択だ。
自公政権のコロナ対策や経済対策が不十分だと思っても、現時点で与党以外に政権を託そうと思っていても野党が乱立している状態で、結局政権批判票は割れ、結果、与党が勝つ、というパターンが容易に予想されるのだ。
野党が今のままでいいわけがない。国民にとって対立軸が明確な「野党」が必要なのだ。長年、私たちは「二大政党制」の実現を願ってきたはずだ。それが、民主党政権が倒れた後、自公政権が11年続いている。果たして今のままでいいのか、全ての国民が自問自答すべきだろう。さすれば、今の立憲、国民の合流協議のスピード感の無さは一体どうしたことだろう?
一部報道では、合流協議に消極的、とか、孤立無援とまで言われている国民民主党玉木雄一郎代表に話を聞いた。
安倍: 立憲民主党との合流交渉について、孤立無援とまで書かれている。立憲民主党との合流は断念するのか?
玉木氏: 党としては、①衆参一体 ②対等な立場での協議③参議院の信頼醸成、という3つの原則を定めて昨年の年末から交渉を進めている。
年末年始には折り合いがつかず、通常国会開会で交渉を中断していたが、7月15日に立憲民主党から提案を受けて再び交渉を進めている。
年末年始の交渉よりも、対等性は高まっており、「代表は選挙で選ぶ」という合意は評価している。しかし党名を「立憲民主党」のままにする案については、「党名も民主的な選挙で選んではどうか」と文面で提案したが、枝野氏とは折り合えていない。
また「国民にとって新しい政党がいかなるものなのか」という大義を示さないと、新党への支持や期待感も生まれない。コロナの影響が大きいなか、特に経済政策において新党としての一致点を見い出したい。
経済政策として掲げたいのが消費税減税だ。景気が落ち込むなか、消費税減税は新党の旗頭、さらには他の野党をまとめる接着剤となると考えている。憲法についても考え方は一致させておくべきだと考えているが、いずれもまだ一致できていない。
この記事に関連するニュース
-
ニュース裏表 平井文夫 共産党は都議会与党になるのだろうか 支援する蓮舫氏の出馬に…国民民主・榛葉幹事長、連携する人が都知事では困る?
zakzak by夕刊フジ / 2024年6月6日 6時30分
-
「民主党政権の失敗」や「岸田内閣の低迷」は予想通り…渡辺恒雄が57年前に指摘していた日本政治の根本問題
プレジデントオンライン / 2024年6月4日 8時15分
-
小池百合子氏に「排除」された勢力の逆襲である…蓮舫氏の出馬で「都知事選の意義が深まった」と考える理由
プレジデントオンライン / 2024年6月3日 9時15分
-
静岡知事選も「自民敗北」、麻生政権末期と共通点 支持率低迷、総裁選に向け"岸田離れ"も拡大
東洋経済オンライン / 2024年5月28日 8時30分
-
ポスト岸田「1位石破茂、2位上川陽子、3位小泉進次郎」は大ウソ…自民党支持者だけに聞く「次の首相」ランキング
プレジデントオンライン / 2024年5月21日 6時15分
ランキング
-
1袴田さん姉「58年戦ってやっと再審開始に」 えん罪被害者らが制度改正を訴え 手続きに時間がかかりすぎると問題視
ABCニュース / 2024年6月15日 18時36分
-
2フードデリバリーで配達せずに配達料詐取 容疑で5人逮捕 福岡
毎日新聞 / 2024年6月15日 20時24分
-
3スポーツ報知、記者を懲戒解雇 毎日新聞寄稿を盗用
毎日新聞 / 2024年6月15日 17時4分
-
4“鹿児島県警の闇” 元幹部の内部告発「県警トップが警察官の犯罪を隠蔽」本部長は全面否定【報道特集】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月15日 19時41分
-
5多摩川スーツケース遺体、元交際相手の母親「死んでくれてよかった」…被害者に容疑者一家も敵意か
読売新聞 / 2024年6月15日 14時36分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください