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立憲・国民合流協議、タイムリミット迫る

Japan In-depth / 2020年8月6日 12時32分

よく「党名にこだわっている」と言われているが、私は党名そのものにこだわっているのではなく、党名を決めるプロセスにこだわっている。皆が納得できるプロセスを重視しており、党名そのものにこだわっているのは立憲民主党の方だ。投票という民主的な手続きで党名も代表も決め、皆が腹落ちするようなスタートにしたい。


なぜここまでプロセスにこだわるのか。それは、立憲民主党の提案通りに合流したら半分程度の議員が合流しないからだ。そうすると、2つの政党が比率を変えて結局2つの政党のままになってしまい、合流が意味のないものになってしまう。やる以上はお互いが1つになれるような環境を整えたい。


安倍: 維新の会と国民民主党の議員有志の勉強会が発足している。「第三極」への動きとも捉えられているが、「第三極」についてはどう考えているのか?


玉木氏: 小選挙区制をとっている以上二大政党制に持っていくべきだ。野党が分裂すると、分裂した分弱くなって、「(選挙に)通る力はないが落とす力はある」ということになってしまう。


しかし維新は、与党なのか野党なのか分からない立ち位置なので、我々が連携すべきかどうかは良く分からない。ただ選挙区では明確に自民党と戦っているので、政権交代を目指していく上で野党としての立場を明確にするのであれば連携の可能性はある。


安倍: 立憲民主党は現在共産党と連携しているが、この連携について抵抗を感じている国民民主党の議員もいる。そのために、合流に消極的な国民民主党の議員もいるのではないか。


玉木氏: それは考えられると思う。改革中道として極端な言説は避けるのが我々の立ち位置であり、この立ち位置をこれからも維持していきたい。


安倍: 年内は難しいとしても解散総選挙は近いうちに必ずあると考えられているが、野党の合流交渉は進んでいない。立憲民主党は合意したくないのではないかとさえ思えるが、その場合はどうするか。


玉木氏: 1月に交渉を中断した際に枝野氏は「連立政権で良い」と話していたので、野党連立政権という思いがあるのかもしれない。いずれにせよ、今は合流に向けて最後の調整を行なっている段階なので、うまくいかなかった場合のことについて言及するべきではないと考えている。


安倍: 今回立憲民主党から合流交渉の提案があったのは意外だったが、それだけ立憲民主党にも危機感があるのだろう。交渉のデッドラインはどの当たりを考えているか。


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