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院内総務トランプ氏への背信

Japan In-depth / 2020年12月24日 11時0分

院内総務トランプ氏への背信




澁谷司(アジア太平洋交流学会会長)





「澁谷司の東アジアリサーチ」





【まとめ】





・米共和党上院マコーネル院内総務がバイデン氏に「当選」の祝意表明。





・法廷闘争中のトランプ大統領に対する“背信行為”と言える。





・マコーネル院内総務と中国共産党とは親密な関係。









周知の如く、今年(2020年)12月14日、米国では各州の選挙人投票が行われた。だが、激戦州6州とニューメキシコ州は、議会が別の共和党選挙人を選び、トランプ大統領に投票している(「代替選挙人:選挙を覆すためのトランプの最新の遠回しな計画を説明」『Vox』12月14日付)。





そのため、7州に関しては、バイデン候補へ投票された84票とトランプ大統領へ投票された84票という2種類の票が存在する。したがって、来年1月6日、開票当日まで、米大統領選挙での勝者はまだ決定していない(一説には、12月23日は、ペンス副大統領が選挙人投票名簿を受け取る日で、当日、副大統領は7州からの選挙人票の受け取りを拒否できるという『Total News World』)。





翌15日、米共和党上院のミッチ・マコーネル院内総務が、突然、バイデン候補に「当選」の祝意を表明した。まだ選挙結果が不明の時点で、共和党上院のトップが、民主党候補に祝意を示すのは奇妙である。これは、まだ法廷闘争中のトランプ大統領に対する“背信行為”ではないか。





けれども、マコーネル院内総務の人間関係を探れば、その行動は容易に想像がつく。マコーネルの2番目の妻は、趙小蘭(イレーン・チャオ)現運輸長官である。





▲写真 マコーネル氏(左)と妻の趙小蘭(イレーン・チャオ)運輸長官 出典:マコーネル氏:Members of the 116TH Congress (Public domain)、趙小蘭(イレーン・チャオ)運輸長官:米運輸省ホームページ (Public domain)



小蘭の父親は、上海生まれで趙錫成という。趙は福茂集団を創立し、現在、その名誉董事長である。趙は大学卒業後、遠洋商船で実習をしていた。だが、「国共内戦」で実習継続が困難なため、上海へ戻って来た。その後、趙は叔父一家と一緒に渡台した。そして、商船の船長にまで上り詰めている。





その間、趙錫成は安徽省出身の朱木蘭と結婚し、6人の娘をもうけた。その長女が趙小蘭である(ちなみに、一番下の6女、趙安吉はFacebookへの投資家、ハンガリー系ジム・ブライヤー<Jim Breyer>に嫁いでいる)。趙小蘭は台北市で生まれたが、幼い頃、両親と共に米国へ渡った。





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