1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「トップのリーダーシップが必要」千葉市長熊谷俊人氏

Japan In-depth / 2021年1月12日 15時19分

また、漁業だけに終わらない、「海洋文化」を打ち出していきたいと言う。例えば、銚子などの漁師が昔から大漁を祝うときに身にまとう、「万祝(まいわい)半纏(はんてん)」はとてもカラフルで、現代ファッションとして通用するとして、「千葉県のアイデンティティとして確立させたい」と述べた。









ⒸJapan In-depth編集部






■ 千葉の魅力の再発見





東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県をまとめて、一都三県と呼ぶが、熊谷氏は、千葉県がこの呼称を「自他共に認めていること」が問題だと指摘する。半島性を持つ千葉県は明らかに神奈川、埼玉とは違うとの主張で、千葉県を「東京の隣にあるビッグカントリ-」と称した。






コロナ禍で今、仕事の仕方が変わってきているが、熊谷氏は、自然豊かな千葉県で、テレワークやワーケーションができるというスタイルを打ち出していくべきだと言う。都内や横浜に行かなけばいけない時も、千葉ならアクセスは良好だ。





その上で、東京のど真ん中に物産をPRするのではなく、ライフスタイル提案型のアンテナショップを作りたいと述べた。「千葉に住む」ことをアピールしていく考えだ。





そのために、IT企業と組んで共同プロジェクトを進めるとした。5Gのネットワークの整備を進め、リモートワーク環境を充実させていく。





また、東京などから移住や二拠点生活を考える人が物件を探しやすいよう、県行政が仲介していく考えも示した。千葉での暮らしを何回か体験してもらったうえで移住を無理なく決めてもらえば、地元としても受け入れやすくなる、とした。

千葉県は半島性があり、外から人が来づらかったが、他県から人が移住してくることで、「都会化とは違う」千葉本来の魅力を掘り起こしたいという。





例えば、千葉市は首都圏にありながら、「千葉ウシノヒロバ」(千葉市若葉区富田町)という乳業育成牧場がある酪農の街でもある。いまやキャンプやバーベキューも楽しめ大人気だ。









写真)「千葉ウシノヒロバ」





出典)千葉ウシノヒロバ





また、千葉市稲毛海岸の海辺にシーサイドレストランや結婚式場を設営するなど、民間投資を利用した地域活性化も行われている。こうしたプロジェクトを念頭に、熊谷氏は「千葉は東京に近くてもこれだけ自然が残っている。その自然をブラッシュアップし、勝負ポイントにしていく」と力強く語った。









写真)The Surf Ocean Terrace (Seaside Terrace)





この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください