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バイデンの米国②親中的グローバル化に回帰【2021年を占う!】米国

Japan In-depth / 2021年1月13日 23時59分

リベラル寄りの有力シンクタンクである米ブルッキングズ研究所のトーマス・ライト上席研究員は、「バイデン次期大統領は、自身のリベラル国際主義的な世界観のリスクを認識すべきだ。リベラル主義は米国内外で攻撃を受けているからである」と警鐘を鳴らした上で、「バイデン氏の大統領就任は、リベラル国際主義がポピュリスト的な国家主義よりも優れた戦略であるとエスタブリッシュメントが実証する最後のチャンスなのだ」と看破した。





資本家の党である民主党とバイデン次期大統領は、グローバル化の巻き戻しや継続を目論んでおり、引き続き中国を利する路線に邁進することになろう。そのため、米国内の白人中間層の没落はさらに加速し、その一部が過激化することで内政はさらなる停滞と混迷の泥沼に沈んでゆく。バイデン氏の大統領当選は米国衰退の加速と内政の混迷を意味しており、西太平洋地域の独占支配を狙う習近平にとり、天祐であったのだ。





(③に続く。①はこちら。全3回)





トップ写真:バイデン氏 出典:GOOD FREEPHOTOS




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