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続:身捨つるほどの祖国はありや

Japan In-depth / 2021年1月15日 22時51分

黙約は会社法制度に限られない。





富岡氏の本は、「やっぱり昭和神宮というのを建立しなければいけないのではないかと思うのです。」という江藤淳の言葉を引用している。(132頁)。また、江藤淳が、昭和天皇の最後の歌である「あかげらの叩く音するあさまだき音たえてさびしうつりしならむ」に触れている事実をあげる。(136頁)





私は、過日新宿御苑を歩いていて見事な大きな松を見た。スマホですぐに「降り積もる深雪に耐えて色変えぬ松ぞ雄々しき人もかくあれ」を確認した。昭和21年の歌会始での昭和天皇の歌である。45歳だった。あかげらの歌は亡くなられる直前、87歳のときの歌である。





私は、初めてのエッセイを書いた2004年5月、三島由紀夫の「無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国」を引用している。(『この国は誰のものか』19頁 幻冬舎2007年刊)去年は三島没後50年だった。





戦後75年。米中対立の世界で祖国日本はどこへ向かうのだろうか。





(続く)





トップ画像:日本(イメージ) 出典:Getty Images




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