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「都議選、地力の勝負になる」自民党都連会長鴨下一郎衆議院議員

Japan In-depth / 2021年6月18日 23時0分

安倍: この4年、都民ファーストと自公は、とりわけ角を突き合わせてきた感じでもなかった。是々非々で、小池都政に一定の評価を与えていたように見えていた。





鴨下氏: 当初小池都政と都民ファーストはほぼ一体のものでしたが、小池さんは都知事として都民のために具体的な政策をやらないといけないわけですから、自民党や公明党の意見も聞いて、各政党とバランス良くやらないといけない。都民ファーストだけで都政が運営できるかというと、現実的にできなかったということだと思う。最終的に都民ファーストと都知事の間で多少の距離感が出てきているのではないか。





安倍: 都民ファーストから離脱する議員も相次いでいる。中には「荒木さんによる専横が行われている」と実名を挙げながら党に対して厳しい批判を行った議員もいたりして、仲間割れのような印象を受ける。





鴨下氏: 都民ファーストは組織としてまだできてから4年しか経っていないので、組織を動かしていくことにはまだ熟練していないということだと思います。ただ、都民にとってみれば勉強期間などはなくて、即戦力でフルに活動してもらいたいという点では期待からかけ離れていたのかなと思います。





安倍: 仮に自公で過半数を獲得したら、都民ファーストとの関係はどうしていくのか。





鴨下氏: 自民党は都知事に対して是々非々で、予算案も賛成しましたし、前回の都知事選挙には対抗馬も立てずに、都民のためになることは我々もサポートしてきました。これは変わらない。ただ、都民ファーストと自民党は今まで対立してきましたから、自公が過半数を獲得したときに都民ファーストがどれくらいの議席数を獲得して、どのように動くのかは都知事との間の関係性であって、我々がとやかく言う話ではない。





安倍: 小池知事自身が立場をはっきりさせておらず、「都民ファーストを応援する」の一言もない。





鴨下氏: 小池さんも非常に洞察力のある人ですから、選挙後にどのような議会体制になるのかはある程度見通して、その上で都民のため、都政のためにはどこに軸足を置くべきか考えながら今回の選挙に臨むのではないでしょうか。





■オリンピックについて





安倍: 小池知事がオリンピックに対してどのような姿勢をとるのか注目されていたが、開催の立場を取るということなのか。





鴨下氏: 都議会選挙は7月4日が投票日ですから、オリンピックまで残すところ3週間弱ですよね。それを考えると、オリンピックをやるやらないというのが都議会議員選挙の争点になるとは考えていません。菅さんの言葉を借りれば、いかに「安心安全」で、科学と医学の粋を集めて感染者が増えないようなオリンピックを成功させるのかという趣旨の中で選挙をやるべきだと思っているので、やるやらないと言うのは最早争点ではないと思います。





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