「都議選、地力の勝負になる」自民党都連会長鴨下一郎衆議院議員
Japan In-depth / 2021年6月18日 23時0分
鴨下氏: そのようなデポジットのシステムは良いと思います。接種券を事後で届けるというのは、普通の人であればめんどくさいと思うかもしれないが、300円というデポジットがあれば届けようというインセンティブにはなると思います。
ワクチンというのは、どなたにでも打つのがいいわけだから、ワクチンが潤沢に届き始めた今では打つ意欲のある人たちの妨げになるものは全て取っ払った方が良いです。最初は打つ人よりもワクチンの数が圧倒的に少なかったので、ある程度管理が必要だったけれども、今は逆になってきているから打ちたい人が打ちたいときに打てないというシステムは行政が調整する必要があると思います。
■都議選に向けて
安倍: 告示後は、具体的にどのような旗印で選挙活動を展開していくのか。
統一的な選挙キャンペーンとしては、コロナからの1日も早い回復だと思います。我々は以前から「東京を世界一の街にしよう」というスローガンのもとで、住みやすい、安全、反映している街を作ろうという話をしていて、各都市間の競争に勝てるような都市を作ろうと掲げていますが、今回の選挙の1番のテーマは1日も早いコロナからの回復でしょうね。
安倍: コロナからの回復については、都民ファーストも同じようなことを訴えるのではないか。
鴨下氏: どの政党も同じことを言って良いと思っています、都民が今1番苦しんでいるのはそこですから。違いを出す必要はない。今(都政)をハンドリングしている都民ファーストの会だと頼りがいがないから、1日も早く我々が奪還して、手練の政治家たちがもう一度安定した都政を運営します。
安倍: どのように情勢を分析しているのか。
鴨下氏: 前回は負けすぎましたから、それに比べたら今回は議席を相当数増やせると思っています。努力に見合った議席数と言うもので、それだけ4年間努力を続けてきたと言うことです。地域の方々とコミュニケーションをとって、声を聞いてきて、いよいよこれを実現するために自分たちが議席を取るということですから。
自民党に対してもっとしっかりしろと言う意味では微妙に逆風だと思っています。だけど、野党に追い風が吹いているということではありません。だから結果的にそれぞれ1人1人の候補者の地力の勝負だと思うので、それにわれわれは必ず勝利できると思っている。
風頼みの選挙をした前回の都民ファーストと違って、今回はどこにも風が吹いていない。そうしたら候補者一人ひとりの地力があるところを有権者は評価すると思います。我々が必ず勝利できるだけの底力のある人が候補者になっています。
トップ写真:ⒸJapan In-depth編集部
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