中国とはどんな国家なのか 最終回 自国民監視と抑圧のテクノロジー
Japan In-depth / 2021年8月4日 23時0分
以上が【テクノロジー】についての報告である。
この報告を読むと、いまさらながらだが、中国が種々のテクノロジーを対外的な軍事膨張のためだけでなく、自国内で国民を監視、抑圧するためにもフルに利用していることがよくわかる。つまり中国共産党の独裁支配にはテクノロジーでの国民の常時の監視が欠かせないというわけだ。
さてこうして中華人民共和国を透明性という観点から8つの異なる分野に分けて考察してくると、この国の特殊性がいやというほど明白になる。異端の大国ということだろう。
しかもその異端の大国は日本にとってあらゆる面での脅威となっている。そんな立場にある中国との関係をこんごどう保っていくにせよ、中国という国家の実情を正確につかむことがまず不可欠となる。
この報告が最も強調するのは、中国という国は表面をみているだけでは決して真の実態はわからない、という点である。透明な国ではないからだ。秘密に満ちた国だからだ。
ではなにが公開であり、なにが秘密なのか。中国のなにが透明で、なにが不透明なのか。中国の理解には欠かせない大前提である。その点の教訓をこの報告書から得て、これからの中国の正しい理解への一助となれば、紹介のかいもあることとなる。
(終わり。その1、その2、その3、その4、その5、その6)
トップ写真:中国・北京。大画面に映し出される習近平国家主席の映像(6月30日) 出典:Photo by Andrea Verdelli/Getty Image
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