衆院選「政治を変える。チェンジだ。野党は結集を」立憲民主党平野博文選挙対策委員長
Japan In-depth / 2021年9月9日 23時0分
したがって、これはわが党の中でも言っていませんが、私は、安全保障で言うと予備自衛官、こういう有事の時に、いつでも招集したら機能できる医療従事者の「予備兵」と言ったら語弊があるが、その仕組みを作る。国民の中に(医療従事)経験者がいるわけですから、その方々の技量を常に維持していく。いざ有事になったらその方々の技量を借りる。これが絶対大事だと。
それが一つ。もう一つは、公立病院と市立病院の違いです。公立病院は国の税金でやる。こっち(公立病院)はもっと全面的に出てこなきゃいかんけれども、大半はこちら(私立病院)にお願いせざるを得ない。中小の民間の病院にECMOを常に備えておけなんて、絶対無理です。ECMOは少なくとも6人くらい従事者が要る。そんなことしたら効率悪くて病院の経営が成り立たなくなる。そこをもう少し、公立病院の機能の在り方と、私立病院の方々の在り方をしっかりして、有事の時にはこの分をしっかりあてこむという医療改革を皆保険制度の下にしないとだめだと思っています。これは誰にも言っていません。まだ党内で議論していませんが、僕はこういう有事、危機管理の時には絶対しなくてはだめだと思います。
安倍: 私立病院が協力してくれた時は協力金を支払うとか。
平野氏: 今(政府は)払っていますと言うが、もともとコロナ患者を受け入れたら、ほかの診療項目が止まるじゃないですか。
安倍: だからインセンティブが働かない。それは飲食業も同じ。20万円、30万円もらっても仕方ないということで、あちらこちらでお酒を出している、8時に閉店していない。飲食業の自粛は崩壊している。
平野氏: 飲食業の自粛の崩壊は、国民と消費との関係ですが、国民皆保険制度というのは国民の命を担う担い手ですから。有事に医療が麻痺しているというのは困るわけです。それは国としてしっかりとやるべきことです。私が総理になったら絶対やりますよ。党の政策の中には入っていませんけれど。いま常に思っていることはそのことです。
我が国の「経済対策」とは何なのかと(考えるとき)、政権を担わせてもらったときに思ったけれど、麻生(太郎)さんの時のリーマン(ショック)と菅(直人)さんの時の東日本(大震災)と、税金を投入しまくらないと物事はできません。我々が政権を取った時は、とにかく行革して無駄遣いをなくしましょう、200兆という予算の1割の20兆を削減しますということで(政権交代を訴えた)。しかし、09年の時の税収はリーマンで10兆下がり39兆しか出なかった。その中でのマニフェスト実現。これは、政権の責任なのかは別にして、刈り取る時期と社会の変化が悪く出たときだから、申し訳なかったけれども。民主党政権というのは、政権の中身の悪さで滅びたんじゃなくて、そういう外的な要因を全部引被った時でした。
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