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衆院選「政治を変える。チェンジだ。野党は結集を」立憲民主党平野博文選挙対策委員長

Japan In-depth / 2021年9月9日 23時0分

安倍: 日本はいつまでもGDP比2%以下という軍事費でいいのか、中国の脅威に本当に対抗できるのか。野党としては、軍備について「やはり増強していかなくてはならないのではないか」とか「アメリカだけに頼れないんじゃないか」とか、そこはどう考えるのか。





平野氏: 我々としてはそこまで踏み込みませんけれど、我が国の自衛の措置としての在り方で、この軍備でいいのかどうかということは、絶対検証していかなくてはいけないと思います。「自衛の措置」ね。議論しなくてはいけないというのはおっしゃる通りです。





ただ、アメリカの言われっ放しで、イージス・アショアみたいに、あれはちょっと僕はひどいと思う。イージス艦だったら隊員が疲れるから、陸においておいたら2班2交代だか3班3交代だか知らんけれどできるといって、アメリカの未完成の高いレーダー網を買わされて、それはあまりにお粗末すぎる。





安倍: 選挙協力は、共産党も含めてどの程度進んでいるのか。





平野氏: 私は選挙協力というのは、違いを認め合いながら一対一にする、国民に選択肢を示すという意味でいくと、野党第一党の責任において候補者を一本化していくという責務だと思う。第二党だからするということではなくて、野党第一党が一番、政権選択をさせる近道ですから。





まず我々としては過半数233議席を出していく。その中で、まず国民(民主党)との間は、バッティングさせないように調整していきましょう、同じ目標・大義の為に、と。これがまず一つ。社民さんも、会派に一緒でいますから(統一会派)、合流ということで行きましたから(社民党は2020年11月、議員や地方組織が個別に立憲民主党に合流することを、臨時党大会で容認した)、これもできる限りバッティングを避けていきましょうと。(バッティングは)国民(民主党)さんと現時点で2つです。これ以上バッティングはないと思います。社民さんとの間も事実上2つです。ここはもう何とか調整しましょうよというやり取りはしています。





共産党との間では、政策協定とかそんなものではなくて、やはりバッティングはよろしくないということで、基本的な構図としては現職には当てない。結局(現職に)当てるということは与党を利することになるという、共有概念が描ける信頼関係を築きましょうというところから入っている。19年の参議院選挙で32議席ある1人区は、全部ほぼ一本化したわけですが、ただ衆議院選挙は多いですから。いま共産さんとバッティングしているのはだいたい70議席弱くらいでしょうか。立憲民主党と共産党は共に戦うが別の政党でもありますから、当然、比例を出していくためには調整は簡単ではない。しかし、「バッティングすることによって与党を利するところは、お互いの大きな大義で候補者調整しましょうよ」と我々は強く主張している。むこうは「もっと踏み込んでもらわないと」と言う。せめぎあいです。





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