1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

立憲民主党枝野幸男代表 各政党政策・リーダー分析 その1

Japan In-depth / 2021年10月28日 11時0分

これでは「失われた30年」の問題を解決できない。平均賃金が韓国以下、1人当たりGDPがOECDでも下位に位置するという事実がだんだんと国民の間でも広がってきた今、分配か成長か、という議論の対立もあるようだが、そうではないはずだ。分配も重要だし、成長も重要である。分配をして、同時に成長もしないと日本経済は本当に厳しい状況に陥っている。





日本企業の国際競争力低下、生産性の低さ、組織体質、企業の少なさ、デジタル化の遅れ・・・・企業の側にもなんとか頑張ってもらうよう成長してもらわないといけない。経済政策、政治ができる役割についての内容が不足している。





それ以外にもあるが大きな点はこの2点である。





■ 枝野幸男氏の人間力分析





さて、リーダーの人間力分析に話を向けよう。党首の枝野幸男さんは1964年5月31日生まれの57歳。栃木県宇都宮市出身。県立宇都宮高校弁論大会で優勝するなど、早くから弁論のうまさを見せていた模様。





サラリーマン家庭に生まれたが、サラリーマンだった父は勤め先の倒産で失業も経験し、その後、小さな町工場を営むことになったそう。中学・高校時代は合唱部に所属。東北大学法学部に進学すると、憲法を中心に学び、弁護士に(司法修習43期、第二東京弁護士会所属)。





1992年、枝野さんが28歳の時、日本新党の公募に応募し、合格。地盤もカンバンもない選挙区であったが、初当選。その後、衆議院議員を9期、民主党政権では立憲民主党代表(初代)。内閣府特命担当大臣、内閣官房長官、経済産業大臣などを歴任。初代、立憲民主党代表(初代)となった。選挙での敗北も経験している。





「和をもって尊しとなす」という日本社会の精神を大事にしていて、自由を大事にして多様な価値観を認めているのはもちろん、自由放任な自己責任論ではなくて、お互いに支え合うことを大事にすることがリベラルであり、保守でもあるとも語る。外国人参政権への慎重論にも「保守」の思想はうかがえる。





■ 枝野幸男氏の声診断





一般社団法人日本声診断協会、株式会社ターンアラウンド研究所のコンサルタントの中島由美子氏に今回も登場いただいた。





声診断結果では、信頼とカリスマの色が出ているという。まさに、「政治家になるために生まれてきたといっても過言ではない」とのこと。









【出典】中島由美子氏による声診断





課題としては、「調整力の課題があります。これは自分の思いが強いがために、和する、組織を広げる、組織を調整するということが手薄になってしまうのかもしれません」とのこと。もう一つは、「これまでの政治の常識、価値観を超えることの課題です。野党として対決するには、自民党と戦う新しさやインパクトが足りないように思います」との指摘であった。





この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください