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「改選倍増の12議席を狙うー参院選」日本維新の会総務会長柳ヶ瀬裕文参議院議員

Japan In-depth / 2022年1月28日 19時0分

支持率が東京でも高止まりということは、これまでにない現象だった。大阪はずっと高止まりしているが、東京では直前に上がって選挙直後には下がるというのがいつもの傾向だった。しかし今回は衆議院選挙が終わっても東京も高止まりしていて、そういう意味で一定程度、期待されていると思う。では大阪のような確固たる高止まりなのかというとそうではなくて、ある意味、バブルの高止まりでもあると思うので、今回通常国会に維新がしっかり答えていかないとしぼんでしまうだろう、と危機感を持っている。


安倍:重点地区以外の地域の知名度はどうやって上げていくか?


柳ヶ瀬氏:候補者が出ていると維新に対する認識が変わるので、できるだけ(候補者を)立てたい。それは比例票の弾みになるだろう。しかしその時注意しなければいけないのは、誰でもいいわけではないということ。その候補者がちゃんと「議員の利益は後にする」という、「維新スピリッツ」を持っているのかどうかということ、それをちゃんと県民の皆さんに表現してアプローチできる人なのかどうかを慎重に選ばなくてはいけない。



ⓒJapan In-depth編集部


■ 通常国会での論戦について


安倍:今回の通常国会で目玉として考えているのは?


柳ヶ瀬氏:前回、文通費(文書通信交通滞在費)の問題を我々が主導してきて積み残しとなっている。こういった、使い道がいい加減な税金の問題は、国民の皆さんも注目するところなので、しっかり突っ込んでいきたい。


また、我々がずっと訴えてきた『日本大改革プラン』というのがある。ベーシックインカムの導入等、僕たちが自民党に代わって今のツギハギだらけの社会保障や成長戦略を一掃するような対案だ。これは成長戦略でもあるし、社会保障の新たな政策でもある。この対案をしっかり持っていることを示すのが今国会だと思っている。そのことによって維新は政権担当能力があるんだ、自民党では変えられない構造を改革するんだとご理解いただくのが、今国会でのチャレンジだ。


■ 国民民主党との距離感


安倍:国民民主党が参院選に向けて都ファ(都民ファースト)と協力しようと近づいているが、どう考えるか?


柳ヶ瀬氏:支持率が伸びないから誰かとくっつけばいいという発想は間違っている。そのことによって得られる票もあるが、失うものも大きい。そういったことを国民の皆さんはよく見ていて、「これ、選挙目当てなんだな」と気づくだろう。もともと同じ思いでなかったから別れたのにまたくっつくというのもよくわからない。国民からは理解されないのでは、と思う。


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