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スマイルジャパン快進撃を支える人々 今こそアイスホッケーの面白さを知ってもらう時だ

Japan In-depth / 2022年2月10日 8時20分

同じく先輩の足立友里恵さんは、平昌五輪後引退、結婚して二児を設け、現在、ハンガリーのブタペストで生活を続けている。仲間の試合を生中継で観る事が出来ないので、実家の家族にzoomで放送映像を送って貰いながら、手に汗を握り続けている。中国との時差は7時間、日本とは8時間。





「鳥肌が立ちました。4年でこんなに強くなるなんて、本当に驚いています」





8日のチェコ戦の後、足立さんの父・英明さんは久保選手の実家に初めて電話をかけた。決勝PSを決め、勝利したお祝いを、父・章一さんに伝えるためだった。友里恵さんも「はなさんパパにzoomでお話して、『おめでとう』を言いました。沢山、久保家には連絡が来そうだったので一瞬で切りましたが!」と、嬉しいエピソードも教えてくれた。





友里恵さんは日本に戻ったら、アイスホッケーに関わる活動がしたいと考えている。









▲写真 エールを送るスマイルジャパンOGの中村さん(写真左)、足立さん。ソチ五輪壮行会にて(筆者撮影)





■ 家族の支えがあればこそ





こうした家族たちが選手を支える。





8日のテレビ中継に生出演した床亜矢可・秦留可姉妹の家族は、チェコ戦の勝利が決まった瞬間飛び上がり、父・泰則さん、母・栄子さん、姉妹の弟でU20日本代表の勇大可さんでハイタッチを交わした。





リモート出演が直ぐに再開されたので「すぐ切り替え、平静を装いました」と、栄子さん。





延長戦が始まるまでの60分間の試合中はひどく身体が硬直して、喉はカラカラ、ぶるぶる震えが来て、息が出来ないくらいに緊張していた。





が、延長に入りPSになったら、ぐっと落ち着いて応援出来るようになった。ゴーリーの藤本那菜選手とエース久保選手への絶対的信頼感があったからだと、笑う。テレビ中継では栄子さんの目に光るものが映し出されていた。





父・泰則さんの影響でホッケーを始めた姉妹は、今回も大活躍だ。









▲写真 今回の北京五輪でも大活躍の床姉妹。姉の床亜矢可(右)、妹の床秦留可(左)。ファミリーもテレビデビュー。平昌五輪選手発表記者会見にて。(筆者撮影)





同じく父の背中を見てプレーを始めた主将、大澤ちほ選手の北海道の実家でも、家族が死闘を見守っていた。





「本当に疲れました」と、母・未来子さん。父・広利さんは「まずは目標クリア。世界の2強と当たらない準々決勝に進めたのは、良かったと思います。何処まで出来るかわかりませんが、best4目指して頑張って欲しいです」と、冷静なかつての選手時代の目を忘れない。





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