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是松豊三郎~アメリカ政府を相手に闘った男

Japan In-depth / 2023年2月17日 23時0分

コレマツはその後、1998年にはクリントン大統領から、文民が受章できる最高位の栄誉勲章である「大統領自由勲章」を受章した。叙勲に際し、クリントン大統領は「私たちの国の絶え間ない正義の探求の長い歴史の中に、今日、私たちはフレッド・コレマツの名前を加えます」と述べた。( 称えられるフレッド・コレマツ)



写真)1998年、大統領自由勲章を受章したコレマツ


出典)Photo by Shirley Nakao, courtesy of the Korematsu Institute


2005年にコレマツは死去したが、関係者の地道な運動により、その後、コレマツの行動は大きく評価されることとなった。


近年になってであるが、アメリカ各地で、コレマツの誕生日である、1月30日を「フレッド・コレマツの日」として記念日に制定する動きが全米の自治体で起きている。


2010年に当時のカリフォリニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が1月30日を「フレッド・コレマツの日」とする法案に署名し、この日がカリフォリニア州の公式な記念日となったのを皮切りに、以降「ハワイ州」「バージニア州」「フロリダ州」「アリゾナ州」でそれぞれの知事が署名、1月30日が記念日に認定された。


2014年には、米国公民権委員会が、1月30日を国民の祝日とするよう、米国議会に対して承認するよう、大統領に対しては大統領令を出すよう、勧告している。(米国公民権委員会 報道発表2014.3.31)


現在はユタ、イリノイ、ジョージア、サウスカロライナ、ペンシルベニア、ミシガンの各州が記念日創設に追従の動きを見せており、2018年にはニューヨーク市が「コレマツの日」を記念日に制定した。


そうした中、先月、1月30日、ニューヨークに隣接する隣のニュージャージー州で大きな動きがあった。


ニュージャージー州のマーフィー知事がこの日を正式に「コレマツの日」として州の決議書に署名、正式に法律が発効したのである。州として全米で6番目の「コレマツの日」の認定である。



写真)1/30の署名式に招かれた、左から、古本武司さん、カレン・コレマツさん。マーフィー・ニュージャージー州知事、その後ろは森ニューヨーク総領事館大使


出典)フィル・マーフィー州知事公式twitter  @GovMurphy


知事の決議書への署名後に、ニュージャージー・フォートリー市で報告会が行われた。フォートリー市は州に先駆けてコレマツの日を制定した、アジア系の住民が多く住む街だ。署名に立ち会った、コレマツの娘である、カレン・コレマツさん(コレマツ公民権運動研究所主宰)に、ここでお話を伺った。


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