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新宿にエンタメの新名所出現

Japan In-depth / 2023年4月7日 0時3分

新宿にエンタメの新名所出現




安倍宏行安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)





Japan In-depth編集部(松山柚香)





【まとめ】





・新宿・歌舞伎町にホテルとエンタメの複合施設「東急歌舞伎町タワー」がオープン。





・新しい観光拠点の創出と回遊性が狙い。





・課題は収益性。増えつつあるインバウンド需要に期待。





 





新宿・歌舞伎町といえば、誰もが知っている東京最大の歓楽街だ。その雰囲気は、銀座とは真逆だ。よく言えば庶民的、悪く言えばちょっと治安が悪いイメージを抱く人が多いかもしれない。





比較的低めのビルがごっちゃになっている歌舞伎町に似つかわしくない、これまで見たことも無いような超高層ビルがお目見えしたというので見に行ってきた。その名も「東急歌舞伎町タワー」。東急株式会社および株式会社東急レクリエーションが開発した。開業は4月14日(金)11時。





地上48階建て、地下5階建て、高さ約225メートルの複合施設の中には、ホテルのほか、映画館、シアター、ライブホール、ゲームセンター、アトラクションなどの他、レストランや会員制ウェルネスクラブなどが入っている。場所的には新宿東急MILANOならびにグリーンプラザ新宿の跡地で、西武鉄道西武新宿駅の真横になる。





水際規制緩和で訪日外国人観光客が増える中、歌舞伎町タワーの1階に、「空港連絡バス」の乗降場を整備、羽田・成田両空港からのアクセス向上を図る。





今回東急は「好きを極める」というコンセプトのもと、このタワーのホテルとエンターテインメントの複合施設という特性を活かして、新たな「好き」を生み出すストーリーづくり・ライフスタイルの提案を目指している。





ではこれまで見たことのない新施設東急歌舞伎町タワーはなぜ歌舞伎町に建設されたのか?歌舞伎町の歴史と共に考えたい。





今や歌舞伎町は東洋一の歓楽街として、平日休日、昼夜、老若男女問わず混む町となっている。





そもそも歌舞伎町という名前は、第二次世界大戦時の空襲で焼け野原となってしまった歌舞伎町エリアを復興するために、当時の町会長である鈴木喜兵衛が戦災復興区画整理事業を立ち上げた。その際に歌舞伎座を建設しようとしたことに由来している。しかし結局は歌舞伎座の誘致は実現できず、東急グループによる新宿東急文化会館や東宝による新宿コマ劇場、プラザ劇場なども開業したことで、歌舞伎町は大きな発展を遂げてきた。





そんな歌舞伎町に今回超高層ビルを建てた狙いとして、東急株式会社野本弘文代表取締役会長は、BSテレビ東京の番組「これだ!日本」に出演し、「地域に応じた夜間の楽しみ方を拡充し、経済効果を高めるだけでなく、エンターテインメントの殿堂を作るため」と述べ、歌舞伎町タワーの意義を強調した。





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