「昆虫食」を食べてみた!
Japan In-depth / 2023年5月17日 18時0分
写真)オオグソクムシの姿揚げ
ⓒJapan In-depth編集部
写真)「薄焼き虫ピッツァ」
ⓒJapan In-depth編集部
こちらはパリパリのピザ生地にプチプチとした食感のマゴットとミズアブが乗っている「薄焼き虫ピッツァ」。チーズの味で虫の風味はかき消されているが、虫を単体で食べてみると独特の食感と匂いがする。
総じて乾燥させたものや揚げたものは食感を楽しめて美味だったが、そのような処理を施されていない料理にはやはり独特の臭みが残っていた。
そのため、今後主流になっていくのは、パウダー状に加工したものや揚げ物が中心だろうと考察した。品種改良などが行われ、臭みが少なく食べやすい昆虫などが出回る可能性もある。
昆虫食と一口に言っても丸ごとそのまま食べるだけでなく、粉末状にしたり料理のアクセントとして使うなど様々な活用方法があることが分かった。
昆虫食を導入するためには安全性の担保や生産システムの構築など、未だ課題も多い。見た目のインパクトや珍味として話題を呼ぶだけでなく、日々の食卓に並ぶ「当たり前の食べ物」になるのにはまだまだ時間がかかるだろう。まずは飼料としての利用が現実的なのではないだろうか。
しかし実用化に向けた取り組みは着々と進んでおり、様々な企業が昆虫食の導入に力を入れている。高い栄養価を持ち環境負荷も少ない昆虫食が、私たちの未来を救うかもしれないのだ。
フードロス問題や食糧自給率問題などにも目を向けつつ、「持続可能な食」について考えるきっかけとしたい。
(編集部注:昆虫食を食べた感想は記者個人の感想です。なお、本記事は昆虫食を読者の皆様に強制する意図はないことを申し添えます)
トップ写真:「米とサーカス」渋谷パルコ店の外観ⓒエネフロ編集部
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