今、札幌が熱い!
Japan In-depth / 2023年9月19日 17時29分
市内の物件より室内面積が広めなわりに、値ごろ感あるところや、同地区が、商業、医療、ホテル、学校などが集積したコンパクトシティであることが評価されたものと思われる。今後街の開発が進むにつれ、さらにマンション需要は高まるのではないか。
写真:東急不動産提供)
■ 商業施設開発
札幌市内の大規模商業施設の再開発も活発だ。
日本有数の繁華街・すすきのの玄関口、巨大看板「キング・オブ・ブレンダーズ、通称ブラックニッカのヒゲのおじさん」で有名なすすきの交差点に、今年11月にオープンするのが、今年11月に開業予定の複合商業施設「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」だ。札幌市中央区の商業施設「ススキノラフィラ」跡地に建設される。
地上18階、地下2階で、TOHOシネマズのシネマコンプレックス、コスメ&ドラッグストア、大型食品スーパー、フードホール&ゲームセンターなどが入居、上層部分は来年1月にグランドオープンするホテル(サッポロ ストリーム ホテル:SAPPORO STREAM HOTEL)となる。
すすきのというと夜の大人の街で昼間は閑散としてるイメージだが、若者や家族連れが楽しめるこうした施設ができることで、昼間の賑わいが創出されそうだ。
写真:COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ) ⓒJapan In-depth編集部
そのすぐそば、狸小路3丁目のサンデパートビル跡地に今年7月オープンしたのが、複合商業施設「moyuk SAPPORO(モユクサッポロ)」だ。地下2階、地上28階、4階から6階は都市型水族館「AOAO SAPPORO(アオアオサッポロ)」、9階から28階は、今年4月竣工のタワマン「ライオンズタワー札幌」(総戸数133戸)となっている。
写真:moyuk SAPPORO(モユクサッポロ) ⓒJapan In-depth編集部
地下の食堂街は平日午後ということもありどの店も一杯。同施設は、さっぽろ地下街(ポールタウン)につながっており、札幌駅まで直接地下で行けるという利便性が特徴だ。
写真:moyuk SAPPORO(モユクサッポロ)地下街に直結 ⓒJapan In-depth編集部
狸小路は1873年に誕生、北海道内最古の商店街のひとつで、店舗数は約220店を超す一大商業エリアだ。先に紹介したCOCONO SUSUKINOなどと共に、インバウンド需要も取り込み、札幌の景気回復の起爆剤となることを期待したい。
(了)
トップ写真:ブランズタワー札幌大通公園 ⒸJapan In-depth編集部
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