TVで「ウクライナ侵略反対」呼びかけた女性編集者、毒物盛られる?
Japan In-depth / 2023年10月20日 12時41分
■ロシア関与なら報復、日本「我関せず」許されぬ
オフシャンニコワさんのケースに戻ると、問題の真相はいまだ明らかになっておらず、このままうやむやで終わる可能性もある。
仮にロシアの関与が明らかになった場合、オフシャンニコワさんのテレビ抗議が各国で共感を呼び、発端がウクライナ侵略だったことを考えれば、ロシアに対する非難はよりいっそう高まり、フランス政府はじめ各国によるあらたな制裁という事態に発展するだろう。戦争犯罪としての捜査対象になる可能性もあるかもしれない。
気になるのは日本の対応だ。これまで、この種のテロに反応が鈍かっただけに、そうなったときどうするか。
侵略直後こそ、各国と協調してウクライナ支援、ロシア制裁で健闘したが、各国が武器供与などに踏み切っている現在、憲法上の制約があるにせよ、やはり見劣りは否定できない。
今年はG7議長国だ。
消極的な、あえて言えばロシアを利するような弱腰の姿勢をとれば、こんどこそ各国の失望を招く。重要な国際問題についての協議が6か国だけで進められるケースはすでに時折みられるが、G7からの〝日本除外〟はいよいよ鮮明、頻繁になってしまうだろう。
トップ写真:ドイツWECC-WesthafenEvent&ConventionCenterで開催された「シネマ・フォー・ピース・ガラ2023」に出席したロシアのジャーナリスト、マリーナ・オフシャンニコワさん ドイツ・ベルリン 2023年2月24日
出典:Tristar Media /Getty Images
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