メディアが報じない政策を語る!Part1「こども・子育て」Japan In-depth創刊10周年記念対談 元環境大臣小泉進次郎衆議院議員
Japan In-depth / 2024年1月16日 19時56分
安倍: 結構支援者の方は驚愕されているのではないですか。
小泉: 実は最近でも、なかなか簡単にはわかってもらえないな、と思うこともあるんですよ。「来てくれると思ったのに来なかったね」とか。それはもうしょうがないですね。今が自分にとって大切な時間なんだということを少しでもわかってもらえるようにしなくてはいけないので、葛藤もあります。
安倍: なるほど。もちろん自分たちが支援してる議員に来てほしい人が、なるべく生の声を聞きたい、もしくは届けたいって気持ちはわかりますよ。でも有権者も変わらなきゃいけないと思うんですよね。
小泉: そうですね。なので、これは私が大臣で育休を取った時に、やっぱりトップダウンで取らないと変わらないことってあって、それは環境省の若手の職員は大臣のあなたが取ってくれれば我々も取りやすい、職場の空気を変えてほしいというのがあったんですよね。
■国会議員の育休
小泉: それを考えると、今国会議員の中でも私と同世代の議員が結構いて、私以上に育児の両立にすごく苦労している議員がいるんです。
その議員たちが胸を張ってそれを説明できる環境を、ちょっとでも作っていく方向になればと思いますよね。
安倍: そうですね。他の議員や若い議員も育休を取ったりしてるんですか。
小泉: 実際私の仲のいいある同世代の議員の一人は、家族の中でルールを作っていて、平日の週2回は夜の会食は入れないルールを持っているんですよ。そういった議員に対してもその地元の方や周りの方が理解をしてあげてほしいなと思いますよね。
安倍: 本当にそう思いますね。では今回は実際に年明け、閉会中ですがその間は?
小泉: できる限り休もうと思っています。
■育休ではなく「育業」
小泉: というか、休もうって言うと、小池百合子都知事から怒られるんですよね。
安倍: なんでですか?
小泉: 小池さんからよく言われることは、「育休って言うと休みだと思われるんでしょう」と。「でもあなた、休んでるわけじゃないでしょ?仕事の方が楽じゃない?」。確かにそうです。
安倍: そういうことですね。休んでるわけではない。
小泉: だからもう一つの仕事、育児という仕事をやっているという思いで、小池さんは育休じゃなくて、「育業」と言ってほしいと。
安倍: いいですね。いいと思います。さすがゆり子姉さん。
小泉: いや、それを言われているので、私も「年末年始休みます」と言いながら、自分自身休んでいるどころか、睡眠不足がずっと続くし、いろいろ家の仕事が出てきているから「確かになあ」と。それでも自分が今休みますと言っちゃっていることはいけないんだと思いました。
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