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メディアが報じない政策を語る!Part1「こども・子育て」Japan In-depth創刊10周年記念対談 元環境大臣小泉進次郎衆議院議員

Japan In-depth / 2024年1月16日 19時56分

そうした中、最近すごく反応があったのは、子供の中でも特に重度の障害を持っている方は、子ども用の車いすを利用されていますよね。この方々、子どもの成長に合わせてこの道具を変えなきゃいけないので、とてもコストがかかります。一般的に調べてみると、子ども用の車いすって60万円くらいするんです。





安倍: そんなにするんですか。





小泉: 高いですよね。一定の所得がある方は自己負担でお願いしますという状況だったのが、今月国で決定があり、自己負担額について最大37,200円という上限が設けられたので、60万円のものが37,200円で購入できるようになったんです。





安倍: それはドラスティックですね。





小泉: 一定の所得に満たない方はこれまで上限がありました。しかし今月、所得制限の撤廃をして、障害を持たれてる方のご家庭の支援も含め、一般の制度の中で対応しましょうということになりました。こういったことは今月決まったんですよ。





安倍: 知らなかったですね。





小泉: 全然報じられないでしょ。





安倍: どこの新聞にも書いてないですね。





小泉: そうですよね。だから私がインスタやブログ、フェイスブックとかで発信をすると、知らなかったという声や、教えてくれてありがとうございますという声や、周りで車椅子を利用している人を知ってるから喜びますとか、あんなにSNSで前向きなコメントだらけなのは珍しかったです。





安倍: 岸田政権下で随分変わってるっていうことですね。





・国による出産の支援





小泉: 変わっていますし、これからもまだまだ出てきます。例えば今日私が役所から話を聞いたのは、神奈川県の横須賀市と三浦市という、三浦半島の南端の方、この三浦市は残念ながら今、分娩を受けてくれるところがありません。出産できないんですね。





安倍: 産科がどんどん減ってますよね。





小泉: 実はこれはまだ良い方で、三浦市から横須賀市に行けば出産できる。隣の自治体で出産できるのですが、全国にはさらに遠方まで行かないと出産できないケースが多くあるんです。





国として今後対応するのは、分娩のために大体1時間の移動が必要になるケース。出産施設や周産期の医療センターについては交通費を、ハイリスクの妊婦さんには出産前に宿泊するホテルを、国が一部サポートする方向に進んでいます。





具体的な調整はこれからですが、自治体の声を聞いて移動時間1時間という制限が果たして妥当なのか、ケースバイケースで対応できるところは対応しますが、これも今月です。予算が最終的に固まって制度が最終決定するのが大体年度内、つまり来年の3月ぐらいですよね。そこまでに固めていきます。





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