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LGBTQ+の旅行者が旅を楽しめるためにBooking.comが日本初「Travel Proudプログラム」を発表

Japan In-depth / 2024年4月22日 17時23分

■ 当事者たちの声





パネルディスカッションには、以下の6人が登壇した。





Booking.com 北アジア地区統括リージョナル・ディレクター 竹村章美氏





Booking.com アジア太平洋地域担当マネージング・ディレクター 兼 副社長 ローラ・ホールズワース氏





Booking.com 東日本地区エリアマネージャー オリビア・ジョン氏





all day place shibuya 支配人 飯島亮氏





ドラァグクィーン、歌手、俳優 ドリアン・ロロブリジーダ氏





作家、トラベルライター、クリエイター カラム・マクスウィガン氏





ドラァグクィーン、歌手、俳優のドリアン・ロロブリジーダ氏は、自身の経験を元に実際に旅行中に感じたエピソードを紹介した。





例えば、海外旅行だと、パートナーがトランスジェンダー男性なため、パスポートに書かれている性別と見た目が違うため、入国審査の時にひっかかることがあったそうだ。









▲写真 ドリアン・ロロブリジーダ氏 ⒸJapan In-depth編集部





また国内旅行で温泉などに行く場合だと、人の目が気になることもあり、大浴場ではなく、家族風呂や貸し切り風呂がある宿を探すという。





そして男性2人でキングベッドやダブルベッドの部屋を予約した場合、フロントが何事もなく受け入れてくれればいいのだが、宿によっては「あら、お仕事ですか?出張ですか?」などと声をかけられることがあるという。ちょっとしたコミュニケーションのつもりかもしれないが、答えに窮してしまう。「いいえ、恋人との旅行なんです」というか、「ええ、出張なんです」と嘘をつくのか、選択を迫られることになる。





「ある意味、自分のセクシュアリティやジェンダーをカミングアウトしなければいけない状況、もしくは嘘をつかなきゃいけない状況に直面することがあったりして、そういう本当に些細なストレスが積み重なっていくと、宿での体験や旅自体の思い出がどうしても楽しくないものになってしまいます」。





そうドリアン氏は、日常的に直面する問題について語った。





逆にLGBTQ+当事者に対して、「スマートな対応をしてくれたホテルの株はものすごい上がる」ことになるとも話す。そこに「Travel Proudプログラム」の意義がある。





作家、トラベルライター、クリエイターのカラム・マクスウィガン氏は、「温泉についてトランスジェンダーの友人らによく聞かれるけど、今、ドリアンさんの話を聞いて解決策がわかりました」と述べるとともに、施設側にそういう知識を持つ人がいることが望ましい、との考えを示した。





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