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地域連携および環境取り組み発信拠点「TENOHA蓼科」とは

Japan In-depth / 2024年8月14日 23時38分

具体的には、東急リゾートタウン内にあるゴルフコースに設置しているバイオマスボイラーの排煙中のCO₂を吸収・固体化する装置を住友電気工業株式会社と共同で開発した。









▲写真 CO₂吸収・固体化装置 ⒸJapan In-depth編集部





その固体化したCO₂素材を原料として、ゴルフのティーとボトル&スリーブ(ボトルを覆うカバー)も商品化した。









▲写真 CO₂素材を原料にしたゴルフティーとボトル&スリーブを持つ、東急不動産株式会社  ウェルネス事業ユニット ホテル・リゾート開発企画本部 ホテル・リゾート第二部の桑原里奈さん 「TENOHA蓼科」が地域交流の拠点となることを発信していきたい、と話す。ⒸJapan In-depth編集部





そして重点課題の最後が「生物多様性」だ。





東急不動産ホールディングス株式会社グループサステナビリティ推進部 東急不動産株式会社 サステナビリティ推進部松本恵担当部長は、リゾートタウンの森林全体が1年あたり892tのCO₂を吸収しており、これが約241世帯分の年間排出量に相当していることを明らかにした。また、森林保全を実施した結果、森林面積は2018年以降回復傾向にあり、ネイチャーポジティブに貢献していると話した。









▲写真 東急不動産ホールディングス株式会社グループサステナビリティ推進部 東急不動産株式会社 サステナビリティ推進部 松本恵担当部長 ⒸJapan In-depth編集部





一方、森林樹木の高齢化などから生物種数は減少傾向にあるが、年間2haずつの間伐などの森林開発を続けると、生物種数の低下度合いを抑制できることが明らかになった、と松本氏は述べた。









▲図 カラマツ林における生物種数の変化 出典:(株)シンク・ネイチャー、 出典:東急不動産ホールディングス株式会社・東急不動産株式会社・東急リゾーツ&ステイ株式会社 





リゾートタウンには、1,699種もの動植物が生息しており、2024年2月には、環境省の自然共生サイト認定を取得している。生態系を守るためには息の長い作業を継続することが必要だということだ。リゾートタウンを訪れた人が自然を身近に感じられるように、スマホアプリを活用し、いきものの名前を判定する取り組みなども取り入れながら、生物多様性を進めていきたいとしている。(参考:いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」)





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