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「103万円の壁」撤廃は実現可能か? 国民民主党玉木雄一郎代表が疑問に答える

Japan In-depth / 2024年11月13日 0時32分

▲図:昔はやっていた所得税のインフレ調整 提供:玉木雄一郎事務所





これが再びインフレになったんで、まさにインフレ調整で上げていこう、というのが私たちの提案なので、そのエコノミスト氏が言ってることと趣旨は同じだと思います。





むしろ我々、財源があるかなしか、というんじゃなくて、憲法25条の保障する生存権の問題で、人間が生きていくために必要な最低限のコストを賄う所得からは税金を取らないと。どちらかというと生きていけなくなる最低限のコストが今、インフレで上がってる。生きるコストが上がってるので、それを賄う所得も上がっている。税金を今のままだと取りすぎてるので、少し控除額を広げてですね。インフレで物価が上がっている分、手元に残すお金を増やして生きていきやすくする、ということを提案してますから、これはぜひやるべきなんですね。





安倍: それが手取りを増やすっていうことの真意ですね。





玉木: かつ、これは憲法25条の生存権が要請する憲法上の要請だということを為政者は忘れてはいかんと思います。





安倍: 大型減税で財政再建ができたためしがない、という論調も有りますね。





玉木: 財政再建のために財政政策をやってるわけではなくて、我々は選挙中に政治の役割は国の懐を豊かにするんじゃなくて、国民の懐を豊かにすることですよということを訴えてるんですね。確かにさっき言ったように、今物価が上がってる中でじゃあ基礎控除上げていかないと苦しくなる人が増えているので、やっぱりきちんとそれはインフレに合わせて控除額を引き上げていって、手元に残るお金を増やすと、まさに手取りを増やすことをしないと出ていくものは物価上昇で増えてるんですから、手取りを増やさないと生活が苦しくなるじゃないですか。もちろん財務省的な、あるいは国の財政を考えることももちろん大事なんですけれども、今は何より手取りを増やす。そのように、私は仁徳天皇の「民のかまどはにぎわいにけり」っていうあれを思い出すんですけど、皇居の高殿から見たら、家々から夕飯時に煙が出ていないと、それぐらい困窮してるということがわかり、仁徳天皇はそこから3年間租税の徴収を停止したんですよね。それでまた3年ぶりに見てみると、煙が上がってまさに民のかまどはにぎわっていたということを確認してから、皇居の改修に入ったと言われてるので、プライマリーバランスの達成もいいと思いますよ。今のまま行くと来年達成しますけど、でも国の懐を豊かにするのは、もうちょっと先、民の懐を豊かにしてからでも遅くないんじゃないですか、ということを提案してるんです。





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