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【海外発!Breaking News】引退の日を迎えた爆発物探知犬、盛大な見送りに大喜び(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年4月24日 14時55分

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アメリカの空港で、爆発物探知犬として長年活躍してきたラブラドール・レトリバーの“メッシ(Messi)”が、引退の日を迎えた。これまでの働きを称え、ハンドラーや同僚たちはメッシのために引退セレモニーを準備した。そのセレモニーを嬉しそうに楽しむメッシの様子を捉えた動画が公開されると、視聴者の胸を打ち、「涙が出た」といった声が寄せられた。米ニュースメディア『Fox News』などが伝えている。

ラブラドール・レトリバーの“メッシ(Messi)”は、米バージニア州アーリントンにあるロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港で、米国運輸保安局(TSA)の麻薬探知犬として働いてきた。

TSAは、テキサス州サン・アントニオにある米軍の「サン・アントニオ統合基地」の構成基地「ラックランド空軍基地(Joint Base San Antonio - Lackland)」内にある犬の訓練センターで、毎年300頭の爆発物探知犬のトレーニングを行う。16週間のトレーニングを終えた犬たちは、パートナーとなるハンドラーに出会い、更なる訓練を受けて空港での仕事に就く。

そんな訓練を受けたメッシは、旅行者たちの荷物を嗅ぎまわって爆発物のチェックを行い、忙しい一日のシフトを終えた後、大好きなテニスボールで遊ぶ毎日を過ごしていた。メッシは同空港のそばにある公園「グラブリー・ポイント(Gravelly Point)」で、飛行機を眺めたり遊んだりするのが大好きで、空港で働くにはピッタリの性格だった。

働き者で可愛らしいメッシの姿に、同僚たちは癒されていた。また人気者のメッシは、テニスボールをくわえた写真が昨年の「TSAで働く犬のカレンダー」で2月のページを飾った。しかしメッシは8歳になり、人間でいうと60歳を超えるシニア犬となったため、爆発物探知犬を引退することになった。

最後のシフトとなった今月19日、長年爆発物の検知に貢献してきたメッシのため、同僚たちは引退セレモニーを準備した。当時の様子が動画で捉えられており、ハンドラーのピーター・スーさん(Peter Suh)と一緒に現れたメッシが、最後の仕事として訓練用のダミー装置が入ったバッグを確認する様子が映っている。ダミー装置を検知したメッシがその場に座り込むと、周囲にいた同僚らが一斉にテニスボールを投げた。



突然多数のテニスボールが降ってきて、メッシは驚いた様子を見せたが、すぐに大好きなテニスボールを口にくわえ、尻尾を振って大喜びした。装着していたハーネスには「触らないで」と書かれたワッペンが貼られており、ピーターさんがこれを剥がし、メッシは爆発物探知犬としての長いキャリアを終えた。その後、周囲にシャボン玉が飛ぶ中、パーティ用の三角帽をつけてもらったメッシは犬用のカップケーキをもらい、盛大に引退をお祝いした。

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