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【海外発!Breaking News】母を殺害し、片手を切断した21歳息子「銀行から金を引き出したかった」(ブラジル)

TechinsightJapan / 2024年4月26日 5時0分

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センサーに指紋や手のひらの静脈をかざして読み取る生体認証技術。それを悪用して銀行から金を引き出そうと母親を殺害し、片手を切り落とした男が今月20日、逮捕された。ブラジルのニュースメディア『G1』などが伝えた。

ブラジル北東部バイーア州サルヴァドールで20日、サンドラ・マリア・ドス・サントス・カルバーロさん(Sandra Maria dos Santos Carvalho、58)が自宅裏庭で死亡しているのが発見された。

遺体には首に数か所の刺し傷があったほか片手が切断されており、発見から間もなく息子のホセ・ナタン・カルバーロ(Jose Natan Carvalho、21)が母親を殺害した容疑で逮捕された。

22日、裁判所で行われたヒアリングでホセは「母の首をナイフで切りつけ、銀行口座にアクセスするために片手を切断した」と殺害を認め、その理由について次のように述べた。

「母は以前、自分に対して黒魔術の儀式を行った。罪を犯したのは母のこの行為に対して復讐するためで、母に黒魔術の儀式を行っている最中だった。」

実はホセは逮捕前、いとこの家にやって来て「旅に出なければならない」と金の無心をしたそうで、いとこがサンドラさんのことを尋ねると口を濁したという。

不審に思ったいとこはその後、親子が暮らしていたボカ・ダ・マッタ・デ・ヴァレーリア(Boca da Mata de Valeria)と呼ばれる地区を訪ね、鼻を突く異臭に気付いて警察に通報。そして駆けつけた警察官が、裏庭でシーツとタオルに包まれた遺体を発見した。現場には争った形跡が見られなかったそうで、遺体は検死解剖のために法医学研究所に運ばれた。

ヒアリングの際、ホセは母親を殺害した時期について語ることはなかったが、遺体は大きく膨らんでいて腐敗が進んでおり、サンドラさんは遺体発見の数日前に亡くなった可能性が高いという。また犯行に使われたナイフはキッチンシンクの下で見つかり、警察の技術部門に送られて調査が行われた。

なおこのケースについては現在、サルヴァドールの殺人犯罪・人身保護担当課が捜査中とのことで、「ホゼが実際に銀行からお金を引き出したのか」などの詳細については明かされていない。また判事は「ホセが今後、精神的に危険な状態に陥る可能性がある」として拘留の継続を指示し、ヘルスケアネットワーク(RAS)や心理社会的ケア・ネットワーク(RAPS)などのケア施設への入所を命じている。

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