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【海外発!Breaking News】ブリティッシュ・エアウェイズも乗客に降機強制 許可なくファーストクラスの座席に座ったせいで

TechinsightJapan / 2017年4月30日 22時0分

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立て続けに起こっている航空会社と乗客とのトラブルだが、今度はブリティッシュ・エアウェイズ機内で発生したことを英紙『The Telegraph』や『Mirror』など複数メディアが伝えた。ロンドンを発ちジャマイカへ向かうフライトで大西洋の小さな島に緊急着陸し、男性客と女性客の計2名を降機させたのである。

4月26日の午後0時35分、ロンドン・ガトウィック空港からジャマイカのキングストンへ向けて、BA2263便は離陸した。しかしこの1時間後、乗客とCA(客室乗務員)との間にトラブルが発生したのだ。

ロンドン南部在住のクワミ・バントゥさん(65歳)は前立腺がんと糖尿病を抱えていたが、故郷の家族に会うために搭乗した。ジャマイカまでは約9時間半のフライトであったが、離陸後間もなくバントゥさんはめまいと脚の腫れを感じ、ストレッチするためにエコノミークラスの座席からファーストクラスの座席にCAの許可なく座った。

ブリティッシュ・エアウェイズ側によると「CAが予約した席に戻るように再三注意したにもかかわらず、バントゥさんは拒否し続けた。さらにCAに暴言を吐き他の乗客に迷惑を引き起こした」ことから、CAらは最後の手段としてバントゥさんを抑え込み、手足や肩、首などを紐で縛ると手錠を掛けてエコノミーの座席に連れ戻したという。

手足を拘束されたまま尿意を催した様子のバントゥさんを見て、隣の席に座っていたヨークシャー州在住の女性実業家ジョイ・ストーニーさん(40歳)はCAを呼びバントゥさんのことを擁護した。CAはパイロットを呼んだためにストーニーさんは「私がこの人をトイレにエスコートするので、トイレに行かせてあげて」と頼むと、「排便したければ座席にすればいい」という返答だったそうだ。

しかもCAらはバントゥさんに機内食を与えず、小さなパン1個とコップ1杯の水を与えたのみだったという。あまりにも酷い対応に、ストーニーさんらは携帯電話でこの状況を動画に収めている。

その間、ブリティッシュ・エアウェイズはバントゥさんとストーニーさんを機内から降ろすために、緊急着陸の態勢を取っていた。

午後4時20分、大西洋に浮かぶポルトガル領の島の一つ、テルセイラ島のラジェス航空基地に飛行機は緊急着陸した。そして地元の警察官らが機内へと乗り込み、バントゥさんとストーニーさんを拘束した。

2人は逮捕に至っていないが、取調室で身元確認と事情聴取がなされたという。彼らには機内に預けた荷物さえ引き渡されることはなかった。ストーニーさんは「小さな島で、飛行機から降ろされて荷物もないまま質問を受けた。英国領事館に助けを求めることも許されなかった」と話している。

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