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【海外発!Breaking News】格安の悪質葬儀屋 車庫に10遺体放置で近隣に死臭漂う(米)

TechinsightJapan / 2017年7月17日 15時20分

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えも言われぬ臭いを放つヒトの亡骸。それに近隣住民が「たまったものではない。あの葬儀場は遺体の管理をちゃんとしているのか」と行政に苦情を訴えた。米ミシガン州の悪質な葬儀業者が、度重なる指導の末に“やっと”廃業となったことを『Fox News』ほかが伝えている。

問題の業者はミシガン州ジェネシー郡のフリントで火葬場と葬儀場を経営していた「Swanson's Funeral Home、Inc.」。デトロイトとポンティアックに父親が数十年にわたり経営してきた同名の葬儀場があるが、経営上の関係はないという。労働省のミシガン州職業安全衛生局に「あの葬儀場はひどい。業務は健全で正しく行われているのか」といった苦情が近隣住民から入るようになったのは2015年9月のこと。その翌月には州の検査官が立ち入り調査を行い遺体の管理に関する改善指導をしたものの、それは何ら活かされていなかったもようだ。

この業者は低価格での火葬や葬儀サービスを売りにしており、葬儀をやらず火葬のみという遺体も多々預けられていたもよう。同局には別の葬儀業者からも悪質だという指摘を受けるようになり、1年後には匿名の電話で「車庫には放置された遺体がゴロゴロと眠っている。確かめた方がいい」と告げられた。そのため葬儀業者のライセンスの許可や規制を扱っているミシガン州の「Department of Licensing and Regulatory Affairs」がさらに厳しい立ち入り調査を決行。冷蔵庫に入らない10もの遺体が少なくとも5か月にわたりガレージに放置され、無数の虫がわき、ただならぬ悪臭を放っていたといい、検査官は「きわめて嘆かわしい状況」と報告したという。

経営者であるオニール・スワンソン2世に業務改善の見込みは期待できないうえ、公衆衛生と安全の確保は急務と判断した彼らは今月11日、同氏に業務ライセンスの返上と廃業を厳しく求め、12日付でついに彼は廃業届を提出した。2012年6月から2016年9月までの6回の査察においても遺体の管理がずさんで葬儀業務の基準を満たしていないことが判明しており、過去には重い罰金刑を二度言い渡されているとのこと。指導の甘さにより状況がどんどん悪化していったとみられ、住民の苦情や匿名の密告があるまで行政も文字通り“臭いものと知りながらフタをして放置していた”感が否めない。

画像は『Fox News 2017年7月13日付「Michigan funeral home shut down over maggots, unrefrigerated bodies」(Kzenon)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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