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【海外発!Breaking News】身体が麻痺した入院中の妻を見舞うため、毎日往復19キロを歩く98歳(米)

TechinsightJapan / 2018年8月20日 20時30分

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90代ともなれば、長距離を歩くのはかなり身体にこたえるはずだ。米ニューヨーク州で、入院中の妻を見舞うため毎日往復19キロを歩く98歳の男性が話題となっている。ローカルニュース『Spectrum News Rochester』が報じた。

ニューヨーク州北西部ロチェスター在住のルーサー・ヤングさん(98歳)の妻ウェイバリーさんは2009年、脳のガンと診断された。現在は身体が麻痺し病院のベッドから起き上がることもできずにいるが、50年以上連れ添ってきたルーサーさんが毎日6マイル(約9.6キロ)の道を歩いて会いにやってくる。

ルーサーさんがハイウェイ脇の道を歩き始めたのは、2週間前のこと。雨が降ろうが風が強かろうが、彼は妻を想ってひたすら歩く。

朝鮮戦争に参加した退役軍人であるルーサーさんは、もともと歩くことが好きで健康には自信があるが、長い間心の支えであった妻について尋ねられると「彼女があってこその自分です。動けない妻を見るのは本当につらいのです」と涙して語り、こう続けた。

「今までで飲んだ中で一番美味しい紅茶…。妻はそんな存在です。僕がつらい時、彼女は私のベッドにやってきて『ベイビー』と言ってキスをし、ベッドに寝たままご飯を食べさせてくれました。彼女が今必要なのはそんな優しさなんです。」

夫婦には娘が2人いるが、そのうちの1人ルシータさんはルーサーさんについて次のように語っている。

「母が私たちを世話してくれたように、今度は私たち娘が両親に恩返しをする番です。長年離れて住んでいた両親ですが、最近呼び寄せて一緒に住むようになりました。だから病院には私が車で送っていくこともできます。でも父は、どうしても歩いていくって言うのです。せっかちだから、じっと待っていることができないみたいで。歩くことが生きがいなんです。」

ルーサーさんは今日も、一歩一歩確かめるように長い道のりを歩いている。その足取りは決して軽やかではないが、妻を想う気持ちは誰にも負けないようだ。

なお昨年11月には、米ユタ州で腎臓移植が必要な妻のために「腎臓を下さい」という看板を掲げ、車の通りの激しい道を歩く74歳の男性が話題となった。歩き始めて3週間目に、結婚26年目だという妻にはドナーが見つかっている。

画像は『GoFundMe 2018年8月17日付「Luther and Waverlee Younger」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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