1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】いじめが原因で自殺未遂した10歳少女 対応不十分な学校に親ら怒りの抗議(英)

TechinsightJapan / 2018年11月19日 20時17分

11月15日、ジェスさんはこの件について学校側と話をしようとしたが、追い返されてしまった。満足な対応を得られなかったことで怒りを感じたジェスさんは、翌16日に他の親たちと学校の門前で抗議活動を行い、「(いじめに対して)私たちや子供たちを黙らせようとするな」と書かれた看板を掲げ、学校がいじめを隠そうとしたことを激しく非難した。

「学校は娘の件の後、集会をして生徒らに娘がいじめられたことを誰にも話すなと口止めしたようです。しかも生徒たちは、娘の件は事実を誇張していると聞かされたそうです。私が病院で撮った証拠の写真もあるというのに。学校側がいじめの事実について話したがらないのは、何か隠さなければならないことがあるからですよ。生徒たちに沈黙させ、臭いものには蓋をするという学校側の対応は許せません。いじめを隠そうとしないでほしい。学校側はいじめが公になった時に然るべき対応をしなければならない規則があるはずです。娘がいじめを訴えていたにもかかわらず、娘を守ろうとせず、何の対応もしなかった校長と教頭には責任を取って辞職してほしいし、娘が苦痛をしいられて自殺未遂まで起こしたことについても謝罪をしてほしい。もちろん娘をいじめた子供の親にも自分の子供が何をしたのか、はっきりと認識してほしいのです。」

ジェスさんによると、学校側はリリー・ジョーちゃんの一件の後、保護者全員に「何か質問があれば連絡する」とメール送信をしただけという。ジェスさんをサポートしている同じ学校の親たちも抗議活動に参加し、いじめへの対応が不十分であるという非難を学校側にぶつけた。

ウスターシャー州協議会の教育技術部門のメンバーであるマーカス・ハート氏は、「既に協議会がこの件については学校側と連絡を取り合い、対応を進めています。我々はリリー・ジョーさんと家族、そして学校をサポートしていくつもりです。同州全ての子供らの健康と福祉を考慮することは、我々の最優先すべき事項であり、協議会はいじめを反対する全国キャンペーン『Choose Respect』も支援しています」と述べている。さらにウィットン・ミドルスクールのキャス・クロスリー校長は今回の件について、このように話した。

「学校側が適切な対応をしていないということは一切ありません。いじめの苦情については調査をしています。当校は今回の件を知りすぐに対応しました。生徒には私自身、面談も行っています。教頭らも、関係者家族に対応しています。当校は人種差別や同性愛、性別問題など全てのいじめを真剣に受け止めています。厳しい反いじめのポリシーがあることは当校のサイトにも記載済みです。」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください