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【海外発!Breaking News】食の不毛地帯で美味探訪 スペインシェフが起こした革命・実食レポ<動画あり>

TechinsightJapan / 2018年11月21日 18時14分



しかし記者が取材に訪れた日は、なにやらオマール氏がそわそわしている様子が見て取れた。理由を尋ねてみると、この日はオマール氏の両親、妻と5歳になる息子、そして妻の母親が『Tapas Revolution Windsor』でランチを取っており、翌日には妻のサンドラさんが出産を控えているとのことであった。自身の家族と同じテーブルを囲み、明日には新しい家族も増える。まさに仕事とプライベートの両面で大家族を抱えるオマール氏。

最後に日本の消費者に向けてこのように語った。

「僕のレシピの源は全て僕の祖母から得たものです。『Tapas Revolution』でお出しする料理の数々は、僕自身の故郷の味と言っても過言ではありません。日本の皆さんは魚介類がお好きでしょう? 生で魚を食べることもありますよね。スペインにも世界第二位の規模を持つ魚市場があります。食材を厳選し、それらの良さを最大限に活かす。スペイン料理と和食には共通点が多くあると思います。日本の家庭料理と同じように僕の故郷であるスペインのタパスが日本の皆さんの食卓に並んでくれればこんなに嬉しいことはありません。」

そう言い残し、オマール氏は少し慌てた様子で妻のもとに駆け寄り店を後にした。

今回紹介した八品以外にも、多くのタパスやデザート、さらにはスペインのスパークリングワイン・カヴァを使った自家製サングリアも実食してみた。いずれも、余計な奇をてらった料理ではなく、素材の旨味を最大限引き出すべく、繊細に調理されたものばかりであった。

なかでも特筆したいのは、カヴァに様々なフルーツを漬けこんだ自家製サングリアだ。スペインのスパークリングワイン・カヴァには白とロゼがあるが、同店では白のカヴァに苺、レモン、オレンジ、パイナップル、スイカ、ブルーベリーなどのフルーツをふんだんに使用している。年々日本でもカヴァの輸入量が増加しており人気も定着しつつある。通常サングリアは赤ワインから作るのが主流とされてきたが、近年では今回のようにカヴァをベースとしたアレンジも人々を魅了している。



ロンドンの中心地からウィンザー城の真正面にまで店舗を広げた『TAPAS REVOLUTION』。ウィンザー城周辺では唯一のスパニッシュパブとはいえ、そこは世界中から観光客が集まる食の世界市でもある。



言うならば『TAPAS REVOLUTION』が食の世界万博スペイン代表と言ったところか。10月16日のオープン以降、客足もなかなか好調のようだ。その名の通り、タパスの世界に革命を起こしながら、今後は海外展開も十分視野に入れているであろう。



(TechinsightJapan編集部 村上あい)

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