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【海外発!Breaking News】先天性皮膚疾患の母子、アメリカン航空CAから心無い対応 降機させられる(米)

TechinsightJapan / 2019年3月6日 10時20分

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世界希少かつ難治性疾患の啓発を目的として、世界的規模で毎年2月末に開催される「Rare Disease Day(世界希少・難治性疾患の日)」。今年は2月28日だったが皮肉にもこの日、先天性の皮膚疾患を抱えた母子がアメリカン航空の男性CA(客室乗務員)から心無い対応を受け、降機を命じられた。母親はFacebookで怒りを露わにしている。『Love What Matters』『Mirror』などが伝えた。

米サウスカロライナ州コロンビアに住むジョーダン・フレイクさんと息子のジャクソン君(1歳)は、皮膚の表面が魚の鱗のように硬くなり剥がれ落ちてしまう先天性の皮膚疾患「魚鱗癬」を抱えている。

母子は奇しくも2月28日の「Rare Disease Day(世界希少・難治性疾患の日)」 に、軍の仕事で自宅を離れてダラスにいる夫クリスさんのもとへ約2か月ぶりに会いに行こうと、テキサス州エルパソからアメリカン航空機に搭乗した。

機内で座席についたところ、同航空の男性職員が母子に声をかけた。彼はジョーダンさんの隣に座っていた2人の男性乗客に席を立つよう頼み、周囲に聞こえないようにジョーダンさんに「その皮膚疾患はフライトに適しているのか」「医師からの手紙を所持しているか」と尋ねたという。この男性職員は、機内にいたひとりのCAから母子のことを聞かされ呼ばれたようだ。

ジョーダンさんは不快になりながらも自分たちの皮膚疾患は生まれつきのものであること、この疾患は魚鱗癬という病名であることを伝えた。するとその職員は他のCAやパイロットと話し始め、グーグルでもその病名を調べていた。しかし再びジョーダンさんの座席に戻ってくると、職員は謝罪しながらも「このフライトには搭乗できないので降りてほしい」と言ってきた。

ジョーダンさん親子を機内から降ろすよう指示されたその男性職員は、ジョーダンさんの荷物を機内から出すのを手伝ったが、チェックイン時に預けた荷物を機体から降ろすことは不可能だったためジョーダンさんはホテルの宿泊を余儀なくされた。幸いにもその職員がジョーダンさん親子のためにホテルを予約し、異なる航空会社の別のフライトを予約してくれたという。

しかし急に降機を命じられたジョーダンさんは、自宅に残してきた娘の世話をしてもらえる人の手配をし直さねばならず、スーツケースがないために翌日の衣類や皮膚につけるローションなどを購入しなければならなかったそうだ。ジョーダンさんは「親切に対応してくれたこの航空会社職員ではなく、ひとりの無知なCAからの差別を受けたことを明確にしておきたい」と記したうえで、Facebookでこのように怒りを露わにした。

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