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【海外発!Breaking News】生活苦の父親、9歳と16歳の我が子を連れて万引き(英)

TechinsightJapan / 2019年3月14日 17時12分

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生活苦をなんとかしようとした父親は、あろうことか我が子2人を連れて万引きし、盗んだ商品を換金することを思いついた。このほど英ランカシャー州で、1月と2月に犯行に及んだ男の裁判が行われた。『Metro』などが報じている。

ランカシャー州ロッセンデールのバカップに住む6児の父親ポール・ショウ(34歳)は2月6日の午後、バーンリーにあるスーパーチェーン店「ASDA(アズダ)」で9歳と16歳の子供2人とともにドライブレコーダー3台とTVストリーミングスティックという総額192ポンド(約28,000円)の商品を万引きし、子供の1人の通学用バッグに忍び込ませた。

子供のバッグに入れれば犯行はバレないと思い、そのまま店を出ようとしたポールは、出入り口の万引き防止用ゲートのアラーム音が鳴ったことで店の警備員に捕えられた。警備員が警察を待つ間、別の警備員が過去に万引きしたポールのことを覚えており、その後店の監視カメラを確認すると、1月28日の午後4時15分に同様の手口で180ポンド(約26,000円)相当の電気製品を万引きしているポールの姿を確認した。

店で犯行を認めたポールは、今回地方裁判所に出廷し、2件の窃盗の罪を認めた。ポールは溶接工として自営で稼いでいたが、腰の怪我のために12か月間仕事ができずに家賃が滞納。窮状をなんとか脱しようと、家族に内緒で金の工面のためにギャンブルをしたり、盗んだ商品を売って現金に換えようとしていた。

法廷で、検察官は「子供を巻き込み共犯にするなどという行為は明らかに間違いであり、2度目は同じ店に戻って類似品を盗んでいることからも計画性がうかがえる」とポールを非難したが、弁護人は「依頼人は、自分が仕事ができないせいで子供たちを養えないことを気にしていた。犯行については深く反省しており、犯罪の目撃者が自分の子供たちになったことも恥じている。また、依頼人は子供たちは自分の犯行を100%理解してはいなかったとも話している。経済難であることを家族にバレずに解決しようとしたが、結果的に愚かな万引き行為を2度もしてしまった」とポールを擁護した。

実はポールには複数の前科歴があり、今回の法廷では保護観察官が次のように述べた。

「被告人は腰の骨を3本折って坐骨神経痛を抱えており、手術を要する状態だ。生活苦という状況に直面し、飲酒に走ったこともある。今回の2件の犯行以降、身内は事態に気付き、被告人の両親が滞納していた家賃を払い、パートナーは被告人に最後のチャンスを与えることにしたようだ。被告人は、腰の手術を受けた後は仕事に戻ることが最大の目的だと話している。」

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