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【海外発!Breaking News】19歳女性の胃から約2キロ、長さ50センチの毛髪の塊を摘出(露)

TechinsightJapan / 2019年10月9日 6時50分

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若い女性に多いと言われる食毛症。このたびロシア連邦を構成する共和国の一つ、ブリヤート共和国の19歳の女性の胃から、約2キロの毛髪の塊が発見された。その塊は長さが50センチと巨大で、女性は消化性潰瘍も患っていたという。

ブリヤート共和国の首都ウラン・ウデに住む19歳の女性の胃から、約2キロ(4.4ポンド)の毛髪の塊が摘出された。女性は食事のたびに嘔吐を繰り返していたためかなり衰弱しており、激しい胃の痛みを訴えて病院を訪れた。

検査の結果、医師らは女性の胃全体をスッポリ覆ってしまうような異物があることを発見した。胃の切開手術を行ったところ、その異物は消化されずに絡み合った毛髪が石のように固まった‟毛髪胃石”であることが判明した。『Mirror』によると、サツマイモのような形の塊は長さが50センチ、横幅は10センチと巨大で、重さは約2キロもあり、十二指腸には潰瘍もできていたということだ。

女性の手術を担当した医師は「彼女は自分の毛髪を食べる‟食毛症”という精神疾患を患っています。かなり長期にわたって毛髪を食べていたようですが、手術後は順調に回復しています」と述べている。



毛髪は硬質タンパク質のケラチンでできており、人間はそれを消化することができないため、この女性のように食毛症が慢性化すると大きな毛髪の塊の先端が小腸まで達し、腸閉塞や潰瘍などを引き起こす。この症状は、グリム童話が原作の髪長姫「ラプンツェル」にちなんで‟ラプンツェル症候群”と呼ばれており、食毛症患者の約3分の1に見られるという。症例報告専門誌『BMJ Case Reports』の著者によると、同症候群の70%が20歳以下の若い女性で、学習障がいや精神的な問題を抱えているそうだ。

なお食毛症のように、栄養価の無いものを食べる‟異食症(pica)”の患者の胃からは鉄釘や硬貨など驚くようなものが摘出されることもある。今年7月にはインドで20代女性の胃から重さ1.5キロの金や硬貨が、5月には同じくインドで43歳の男性の胃から116本の鉄釘が摘出されている。

画像は『Mirror 2019年10月4日付「Huge 20-inch hairball cut out of teenager’s stomach by surgeons」(Image: CEN/@minzdrav_buryatia)』『The Sun 2019年10月4日付「HAIR WE GO Doctors remove giant 4.4lb hairball from teenage girl’s stomach」(Credit: Central European News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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