【海外発!Breaking News】ボタン電池誤飲で食道に穴、1歳女児死亡で「危険性を知って」と母(米)

TechinsightJapan / 2021年3月4日 21時0分

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誤飲すると非常に危険であるにもかかわらず、簡単に取り出すことができてしまうボタン電池で昨年12月、1歳5か月の女児が死亡した。家族はすぐに誤飲に気付かず、病院でボタン電池を摘出した時には食道に穴が開いていたという。母親が『TODAY』などのインタビューに応じ、「ボタン電池の危険性を知って欲しい」と訴えた。

米テキサス州ラボック在住の2児の母トリスタ・ハムスミスさん(Trista Hamsmith、39)の次女リースちゃん(Reese)は昨年10月末、急に無気力になり、呼吸をする時にゼイゼイと音を出し咳き込むようになった。

当時1歳5か月だったリースちゃんは小児科医院で咽頭炎と診断されたものの、2日経っても体調は一向に改善しなかった。そしてトリスタさんが「何かほかに原因があるに違いない」と思い始めた矢先、電池の蓋が開いたまま床に転がっていたリモートコントローラーを発見した。

よく見ると入っているはずのボタン電池がなくなっており、トリスタさんは「もしかしたら誤飲したのではないか」とリースちゃんを緊急治療室に連れて行った。

トリスタさんは「ネットで調べてみると、咽頭炎はボタン電池の誤飲の症状とよく似ていることが分かりました。病院での検査の結果、リースの食道にはボタン電池が留まっていることが分かり、緊急摘出手術が行われたのです」と当時を振り返る。



ボタン電池は、誤飲して食道に停滞すると短時間で重度の化学やけどを引き起こす。誤飲後すぐに摘出されたなかったリースちゃんの場合は食道で癒着して放電し、停滞した部分に穴が開いていた。リースちゃんは手術数日後に一度帰宅したものの、再び容体が悪化して入院を強いられた。

こうしてCTスキャンを行った結果、リースちゃんは食道と気管に穴が開き、瘻孔(ろうこう)という通り道ができていることが判明した。もともとは食べ物と空気の通り道という全く違う働きをするものが繋がってしまったため、リースちゃんには胃ろうチューブが付けられ、薬で眠らされると人工呼吸器に繋がれた。



トリスタさんはその後のリースちゃんの様子について、次のように述べた。

「今思い返せば、栄養を摂るためのチューブが取り付けられた朝を最後に、リースはリースらしさを失ってしまったのです。」

「12月に入ると、瘻孔を治療する手術が行われ、しばらくすると人工呼吸器を取り外して様子を見ることになりました。私たちは退院を心待ちにしていましたが、リースは私が席を外した2~3分の間に急変し、心停止状態に陥ったのです。部屋に戻った私は、医師に囲まれるリースを見てショックで震えが止まりませんでした。ただこの時は、8~10分の処置でなんとか持ち直しました。」

「人工呼吸器を外すことは難しく、リースはその後、楽に呼吸できるようにと気管切開手術を受けました。しかし3日後に再び心停止を起こし、医師らは心肺蘇生法などを30~40分ほど行いましたが、リースが目を覚ますことはありませんでした。昨年12月17日のことでした。」



なおトリスタさんはリースちゃんの死後、非営利団体「Reese’s Purpose」を立ち上げ、次のようなメッセージを発信し活動している。

「ボタン電池で子供たちが亡くなっています。子供たちを守るためにも、企業にはより安全な製品を作るよう努力してもらいたいのです。そしてより多くの人にリースのことを知ってもらい、ボタン電池がいかに危険であるか知って欲しいと思います。」

画像は『Pray for Reese Hamsmith 2020年11月14日付Facebook、2020年11月15日付Facebook、2021年2月17日付Facebook「We have opened a Instagram for ReRe.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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