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【海外発!Breaking News】新生児3人分、45歳男性の腹部から巨大な腫瘍を摘出(印)

TechinsightJapan / 2021年10月19日 4時0分

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今月初め、インドに住む45歳の男性から新生児3人分にあたる10キロ近い腫瘍が摘出された。男性は2か月前から腹痛を訴え、手術前には腹部が妊娠後期の妊婦のように巨大化していた。『The Mirror』などが伝えている。

インド西ベンガル州コルカタ出身のミュージシャン、アルナブ・ムカルジーさん(Arnab Mukherjee、45)は今年8月、腹部の酷い痛みが2か月以上続いたことから地元の病院を訪れた。しかし医師は当時、腹部にできていた腫瘍を見逃してしまい、アルナブさんの痛みが消えることはなかった。

そんなアルナブさんが再び病院を訪ねたのは、腹部が通常の4倍ほどに膨れ上がり明らかに異常だと分かる状態になってからで、コルカタにある「ヴィクトリア・メディカル・センター(Victoria Medical Centre)」で検査を行ったところ、腎臓の裏側に巨大な腫瘍があることが判明した。

医師が下した診断は、腹部後方に腫瘍が発生する「後腹膜脂肪肉腫」というもので、アルナブさんはその数日後の今月2日、地元の「ライオンズ・ホスピタル(Lions Hospital)」にて摘出手術を受けた。

執刀したのはマクハン・ラル・サハ医師(Makhan Lal Saha)と娘のプリヤンカ・サハ医師(Priyanka Saha)のチームで、手術は4時間に及び、約9.97キロ(22ポンド)の腫瘍が摘出された。

マクハン医師は手術後、「腫瘍はかなりの大きさで、放置しておくと患者の命に危険が及ぶ可能性がありました。幸いなことに他の臓器への影響はなく、臓器摘出は避けることができました」と述べ、アルナブさんが2、3日おきに流動食を摂り始め、容体が安定していることを明かした。



なお後腹膜脂肪肉腫は悪性腫瘍である場合が多く、ほとんどの場合は無症状で増大していくという。内臓が腫瘍で圧迫されて初めて異常に気づくケースが多く、発見時には腫瘍がかなりの大きさになっていることも珍しくないようだ。また重要臓器に近接しているために完全摘出が難しく、アルナブさんは今後、再発や転移を防ぐために化学療法などが必要となるという。



ちなみに昨年8月には、インドの106キロの女性から50キロの卵巣腫瘍が摘出された。腫瘍は体重の約半分を占めていたことになり、医師らは「卵巣腫瘍としては世界一の大きさでは?」と驚愕したという。

画像は『The Mirror 2021年10月13日付「Gigantic 22lbs tumour removed from patient’s stomach in four-hour operation」(Image: Caters News Agency)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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